ただ優れた作品を並べるのではなく、一つ一つの作品を意味付けし、写真をより魅力的に見せる。作品と観客をつなぐための懸け橋となる立場の人がいる。日本では数少ないインディペンデントキュレーターとして活躍をしている小高美穂さんに話を伺った。 小高 美穂 ODAKA Miho フォトキュレーター。日本大学芸術学部写真科非常勤講師。上智大学英文学科卒業、Falmouth Collage of Arts(英国)写真学科修士課程修了。広告写真のフォトエディター、写真ギャラリーで展示企画や作品販売に携わった後に独立。現在は写真展のキュレーター、展覧会のコーディネート、作家のマネージメントや講師、執筆など日本と世界をつなぐ写真のフィールドで活動中。 自分にとっての出発点大学生の頃から写真と関わってきましたが、現在の自分につながっている2つのことがあります。1つが、演劇です。中学、高校時代では英語演劇の部活に入