ロシア担当Kです。 日本の人気漫画「デスノート」を発禁処分に──そんな声がいま、ロシア国内であがっています。日本の報道でご存知の方も多いことと思いますが、ロシアではすでに2ヵ月以上、この漫画をめぐる騒動が続いています。 発端は、15歳の少女の飛び降り自殺。彼女の部屋にデスノートの単行本が4冊残されていたことから、自殺への影響が指摘されているのです。 地元の市民団体は先週、「子どもに悪影響を与える有害な内容」だとして、デスノートの発売禁止を求める公開書簡をプーチン大統領宛に提出しました。精神的に脆い10代の若者はこうした作品に流されやすく、とりわけ死を扱ったストーリーに惑わされやすい。そんな作品を子どもの目に触れさせるべきではないというのです。 これに対し、アニメファン、漫画ファンは9000人近い署名を集めて抗議していますが、発禁要求に疑問を呈するのは若者だけではありませんでした。先