「ショーケン」の愛称で親しまれた俳優で歌手の萩原健一(はぎわら・けんいち、本名・萩原敬三)さんが26日午前10時30分、消化管間質腫瘍(GIST)のため、都内の病院で死去した。68歳だった。 色気。普通は女を語る時に用いられる言葉を、男として与えられた人かもしれない。カッコ良くて、ワルくて、危うくて、強くて、弱かった。萩原さんに母性本能をくすぐられ、多くの女性たちが恋に落ちた。 1966年、聖橋高(東京)2年の時。3日間のストライキで「丸刈り反対、長髪認めろ」と学校側に要求。責任を取って中退した。「辞めさせられたんじゃない。オレが辞めたんだ」。直後に「ザ・テンプターズ」でスターダムにのし上がった。 モデル・小泉一十三と最初の結婚生活を送っていた76年。8人の女性の名前を列挙しながら商品をPRする不思議なCMに出演した。萩原さんが提案した演出だったが、頭文字を並べると「ひとみあいしてる」だっ
ショーケンの愛称で親しまれ、歌手、俳優として唯一無二の存在感を放ってきた萩原健一さんが、2019年3月26日に都内の病院で逝去されました。2018年には、自身のレーベル「Shoken Records」を設立し、22年ぶりのシングル「Time Flies」をリリース、そしてビルボードライブ東京を皮切りにしたツアーを開催するなど、精力的に活動し続けた萩原健一さん。2018年5月のインタビューを再度掲載させていただき萩原さんの音楽活動への想いを振り返るとともに、ご冥福を心よりお祈りさせていただきます。 * * * * * * * * * 2018年5月と6月、萩原健一が昨年に続いて再びビルボードライブに登場する。東京・大阪の後は、名古屋、横浜でも公演を行なう。公演タイトルは「Time Flies」。直訳すると「光陰矢の如し」となり、現在の萩原の心境がそこからうかがえるというものだ。 また今回の公
萩原健一さんが2019年3月26日に消化管間質腫瘍のため東京都内の病院で死去したことが、3月28日に明らかになりました。享年68。 TAP the POPでは2018年の春に開催されたライブ、および新曲発売に合わせてインタビューを行っています。インタビュアーにはその前年に初めてテレビドラマ「傷だらけの天使」を観たという21歳のライターを選びました。それは萩原健一さんの音楽に対する原点について、次世代のために語っていただこうと考えたからです。突然の訃報に接して、あらためて追悼の思いを込めて、ショーケンの真摯な言葉を読んでいただきたいと思います。(インタビュアー・吉田ボブ 企画構成・佐藤剛) 僕が通称「ショーケン」こと萩原健一さんの凄さを知ったのは2017年の夏、大学2年生のときである。早稲田演劇博物館で行われていた「テレビドラマ博覧会」で、何気なく目にした「傷だらけの天使」の名シーン集に目を
タキシード 参考商品〈GIORGIO ARMANI〉、シャツ 参考商品〈ARMANI COLLEZIONI/以上すべてジョルジオ アルマーニ ジャパン ☎03-6274-7070〉、サングラス〈本人私物〉、ボウタイ、チーフ〈ともにスタイリスト私物〉 インタビュー中、私が思わず彼に向けて発したひとつの言葉が、彼の心のコードに触れてしまったようだった。 「おれが天才? それはない! 100%ないよ。天才じゃないから努力しなきゃならないんだよ。それはもう日常的に、意地を張らずにやってるよ。役者であり、シンガーであり、萩原健一である努力を続けているから、にじみ出るものがあるんだ。芸術家が芸術を意識したら終わりだろ。それと同じように、もしおれが天才だとしても、それを意識した瞬間、何かが破壊されるんだよ」 私は、お世辞やおだての言葉として天才と評したわけではない。カメラの前に立つ彼の姿を見てそう感じた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く