Home TAP the SONG 吉田拓郎の「まにあうかもしれない」は岡本おさみによる吐きすてタンカだった〜〈吐きすて〉の歌の系譜② - TAP the POP 岡本おさみが言うところの〈吐きすて〉の歌の元祖を海外に求めれば、真っ先に名前が挙がるのはボブ・ディランであり、ビートルズのジョン・レノンやローリング・ストーンズのミック・ジャガーなどが続くだろう。 そしてボブ・ディランやジョン・レノンから強く影響を受けた日本のシンガーと言えば、まずは吉田拓郎が筆頭に挙げられる。 自分の内面から生じる表現への抑えがたい衝動を優先するシンガー・ソングライター場合には、キャリアの初期に〈吐きすて〉の歌が誕生することがある。 高校時代にビートルズのような音楽を目指していたという吉田拓郎が、ボブ・ディランの音楽に出会ったことで言葉をたたみかける、”たくろう節”とも呼ばれる〈吐きすて〉の歌が生まれたのかもし