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ブックマーク / mm.hyuki.net (29)

  • 老いに備える知的生活と作業ログ(仕事の心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    年を取ってくると興味関心が弱くなる。興味関心の範囲が狭くなる。興味関心に従って行動する力も弱くなる。 さらに「よし、やるか!」と踏ん切りを付けて始めることがなかなかできない弱さもある。その弱さをもう少しパラフレーズしよう。それは、やり始めれば進むことがわかっているけれど、先がどうなるかわかってしまうと急に動けなくなるという弱さだ。 * * * 以前「ルーチンワークを創造して、一冊のを書き上げる」という文章を書いた。仕事をするときには、頭を使って仕事の進め方をデザインし「あとはルーチンワークをこなすだけ」にしてしまえ!という話である。 ◆ルーチンワークを創造して、一冊のを書き上げる(を書く心がけ) しかし、このやり方がかえって害になる場合もあるようだ。老いのせいかもしれないけれど「あとはこれをこなすだけ」になってしまうと、急激にモチベーションが下がってしまうことがある。 いつもそうなる

    老いに備える知的生活と作業ログ(仕事の心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • クリエイタは「うらみ」と「うらやみ」にエネルギーを奪われるな|結城浩 / Hiroshi Yuki

    他人を恨うらむためのエネルギーや、他人を羨うらやむためのエネルギーはとても大きいものです。しかもそのエネルギーによって自分が濁にごっていきます。 あなたがクリエイタなら、恨みと羨みに自分のエネルギーを奪われないようにしなければなりません。 恨みと羨みはエネルギーをどんどん奪います。ほんとうにそう思います。 「あいつ、腹が立つ」という恨みや、「あいつ、羨ましい」という羨みは、大きなエネルギーを自分から奪っていき、自分には何も残しません。 残さないどころか、自分の次の活力まで奪ってしまいます。ということは、次のステップでは、恨み羨みが二倍増しになってしまいかねません。 与えられた能力や機会というのは人それぞれです。それなのに、特定の誰かと自分を比較するのは無意味です。人はそれぞれに能力も機会も違い、そしてもちろん悩みや困難も違います。A氏はA氏の悩みがあり、B氏にはB氏の困難がある。前提条件が

    クリエイタは「うらみ」と「うらやみ」にエネルギーを奪われるな|結城浩 / Hiroshi Yuki
    kamiaki
    kamiaki 2021/11/25
  • いま、書こう!(本を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    結城は、調べ物や確認のために「数学ガール」シリーズを読み返す場合があります。その際に「現在の私にこれは書けないなあ」とよく感じます。数学の内容にせよ、彼女たちの振る舞いや心の動きにせよ、「いまの自分には書けない」と思うのです。 「書けない」といっても、それに対して「悲しい」や「悔しい」と感じているのではありません。むしろ逆です。私は「ああ、私は、そのときにしか書けないことをちゃんととしてまとめていたのだ」という達成感を味わうのです。 文章に限った話ではありません。何かを作ろうとする人がおちいる大きなワナの一つは「もっとうまくなってから発表しよう」というものです。私も経験がたくさんあります。もっとうまくなってから、もっと詳しくなってから、もっとできるようになってから、もっと理解してから、もっと準備ができてから、もっと、もっと、もっと○○してから発表しようというワナです。 もちろん、自分の知

    いま、書こう!(本を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
    kamiaki
    kamiaki 2021/11/17
  • メディアの特性に合わせて文章を整える(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.114より) 文章を書くときに心がけていることはたくさんあります。 その一つに、 「読者が読む状態にできるだけ近づけて読む」 があります。 自分は書き手として、できるだけ自分が書きやすい環境で書きます。手になじんだエディタを使い、使い慣れたマシンを使い、自分が読みやすいフォントで、字の大きさで書きます。 でも、それで終わりにしてはいけません。 読者が読む状態を想像し、できるだけそれに近づけた環境を作り、その状態で自分の文章を読み返すのが大切です。そうすることで、読者がどんな印象を受けるかを身近に感じることができるからです。 たとえば、この文章の初出は自分の有料メールマガジン「結城メルマガ」ですが、結城は自分で自分のメールマガジンを購読しています。そうすると、読者にメールが届くタイミングと同じタイミングで自分にもメールが

    メディアの特性に合わせて文章を整える(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • ストックのありがたみと、自分らしい仕事(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ストックのありがたみ先週末、急に冷え込んだせいか、体調を崩していました。 フリーランスのつらいことの一つは、体調を崩しても原稿の〆切がやってくることです。技術評論社さんのSoftware Design誌向けの連載原稿の〆切が、ちょうど迫っていました。 でも幸いなことに、この連載原稿はゼロから書き起こす必要がありません。今月送る予定の原稿は一ヶ月前に結城メルマガに掲載したものをもとにしているからです。このような運用はもちろん編集部さんと合意を得た上でやっているわけですが、今回はほんとうに助かりました。 文章をゼロから書き起こすのと、すでに人様にお見せできる状態になったものを媒体に合わせて調整するのとでは、それに掛かる時間はまったく違います。 ストックのありがたみ、といったら身も蓋もありませんが、それを実感した次第です。 結城浩のメールマガジン 2014年2月11日 Vol.098 より そん

    ストックのありがたみと、自分らしい仕事(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 不完全な情報から一歩を踏み出す(コミュニケーションのヒント)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 * * * こんにちは、結城浩です。 不完全な情報が提示されると、つい「困ったね」と止まってしまいがちなものですね。 よりよい情報を得るための「もう一歩」を踏み出してみる工夫が大切です。 ×不完全な情報から踏み出せないでいる例1上司「現在わかっている問題点は何かな?」 部下A「モジュール1がなぜかビルドできないんです」 部下B「あ、それは解決しました。ヘッダが古かったんですよ」 部下A「ちがうって、試したけど原因はそれじゃなかった」 部下B「変だなあ」 部下A「おかしいなあ」 上司「困ったねえ」 部下A「……」 部下B「……」 ×不完全な情報から踏み出せないでいる例2上司「現在わかっている問題点は何かな?」 部下「今朝、先方からライブラリのリリースが遅れるかもしれないと連絡が入りました」 上司「それは困るな」 部下「……」 上司「遅れて

    不完全な情報から一歩を踏み出す(コミュニケーションのヒント)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • たくさんの仕事をどう管理する?(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    質問結城先生のたくさんの活動をいつも注目しています。 多くの活動をどのように管理しているか興味があります。 私は大学院生で研究のための論文を読んだりゼミの準備をしたり 新しいニュースを追ったりしていますがいつも不十分です。 多くの活動をどのように統合して成果に結びつけているかご教示ください。 結城浩のメールマガジン 2014年9月2日 Vol.127 より 回答ご質問ありがとうございます。 たくさんの活動をどのように管理しているか、ということですが、私自身も毎日手探り状態です。「統合して成果に結びつける」というようなかっこいい状況ではありませんが、できるだけ書いてみようと思います。 まず、結城の「流の仕事」は書籍執筆、つまり「を書くこと」にあります。そして、他のほぼすべての活動はこの流に流れ着くように、良い影響を与えるように考えています。最初からそのように活動していたわけではなく、次

    たくさんの仕事をどう管理する?(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 就職を考えたくない(仕事の心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    質問 結城先生、勉強になるメルマガを毎週楽しみに読んでいます。 匿名希望で質問があります。僕は大学生なのですが、先日先生がツイートなさっていた「選択肢が提示されない」というのが気になっています。あれはどういう意味だったのですか。 僕はもうすぐ卒業や就職を意識しなくてはいけなくて、でも就職のことを考えたくなくて大学院に行くのもいいかもと何となく考えているヘタレなんですが、もしかしたら先生がツイートしていた「選択肢が提示されない」というのと関係しているのかもしらないと思います。 勉強をするのはまじめにできているのですが、自分が就職するという意味がわかりませんし、自分には特に何がしたいということがないので、どこに行きたいという希望もないのです。 そんな希望を出せるほど楽勝な時代でもないとわかっているのですが・・・成績がよいだけではだめなんだとわかっているのですが、何をしたいか僕にはわからないんで

    就職を考えたくない(仕事の心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
    kamiaki
    kamiaki 2016/10/20
  • 教えるときの心がけ|結城浩 / Hiroshi Yuki

    後輩にうまくアドバイスできないとき、どうしたらいいか(教えるときの心がけ) 質問結城さん、はじめまして。 ぜひ結城さんにお聞きしてみたいことがあります。 最近、会社の後輩から相談を受けることが増えてきました。 自分が経験したことや、「こうすればよかったなぁ」と思っていることであればそれをそのまま伝えています。 一方、自分は確かに経験しているけれど、どうしようもできなかったことや、ただ耐えたことなどを聞かれたときには、答えるのを躊躇してしまいます。 具体的にいうなら「到底この期間では終わらないことを顧客から求められているが、上司相談しても助

    教えるときの心がけ|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 自分を豊かにし、文章を書き続けるためのヒント(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.115より) ■鶴の恩返しではなく「メールマガジンを書いています」というと「ネタ切れになりませんか」と聞かれることがあります。さいわい、ネタ切れを経験したことはあまりありません。 いつのころだったか、もう忘れましたけれど、文章を書くとき「鶴の恩返し」のイメージを抱いていたことがあります。 「鶴の恩返し」の物語では、鶴が機(はた)を織る仕事をする。機を織る仕事で使う素材は、自分の羽根。くちばしで自分の羽根を抜いてはそれを布に織り込んでいく。その鶴の姿を物書きの姿に重ねて考えていたことがあるのです。つまり、何か文章を書くというのは、自分の一部分を削って(減らして)行う行為ではないか……と思っていたのです。 でも、現在はずいぶん違うイメージを抱いています。自分を削って文章を書くのではなく、むしろ書くことで自分が豊かになってい

    自分を豊かにし、文章を書き続けるためのヒント(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 予定通り作業を進めるにはどうしたらいいですか?(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.040より) 「Q&A」のコーナーです。このコーナーでは購読者さんからいただいた質問に結城が回答しています。いただいた質問は結城が編集する場合があります。また、複数人からの質問を混ぜて一つの質問にする場合もあります。どうぞご了承ください。 ●質問なかなか予定通り作業を進めることができません。 結城さんは、予定通り自分の仕事を進めるのに注意していることはありますか。 振り返りをしたり、予定を立てたりするのに、結城さんはどれくらいの時間をかけてるのでしょうか。差し支えなければ教えてください。 ●回答ご質問ありがとうございます。 ●振り返り 結城メルマガVol.040では「2012年を振り返って2013年の仕事を考える」作業をしました。 これは、普段やっている振り返りとはずいぶん違いますね。 Vol.040ではだいたい三日間

    予定通り作業を進めるにはどうしたらいいですか?(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 心の健康を守りつつ書いて! お願いだから。(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.073より) 「心の健康」の話。 文章を書くというのは楽しい仕事です。 でも、文章を書く仕事は「無から有を産む仕事」でもあるので、メンタルな部分のケアは重要です。 具体的にどういうことかというと「非常に疲れているのに文章を書かなければいけない状況」をできるだけ避けるということです。 非常に疲れているとき。 睡眠が足りていないとき。 あるいはまた人生の重大事を心に抱えているとき。 ……そのようなときに文章を書くのは、かなりの心の負担になります。 自分の状態をよく見極めて、文章を書くときに休息を十分に入れるとか、睡眠が足りなかったら仮眠を取るとか、思い切って休みをとるとか……そのような対処が必要です。 非常に疲れているときには「自分が危機的な状態か」という判断そのものが鈍るのでたいへん危険です。熱中症の対処と同じで、早め早

    心の健康を守りつつ書いて! お願いだから。(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
    kamiaki
    kamiaki 2015/12/26
    “まじめな人、細かいところまで自分でちゃんとやりたがる人は特に、大胆にさぼり、大胆に休んでほしいと思います。仕事も人生も長丁場ですからね!”
  • 確認チャネルの品質確保(コミュニケーションのヒント)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文無料で読めますが、購入すると同内容の電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。 こんにちは、結城浩です。 「コミュニケーションのヒント」のコーナーです。 良いコミュニケーションのためには「確認チャネル」は欠かせません。 確認チャネルというのは「いま私が言ったこと、わかりましたか?」と確かめるための通信経路のことです。通信経路といってもそういう回線が当にあるわけではなく、比喩的な概念ですけれどね。 対話する相手との間に、しっかりした確認チャネルが確保できていると、コミュニケーションの質を高く保つことができます。しっかりした確認チャネルとは、何度でも相手の感情をそこねることなく「わかりましたか?」あるいは「これでいいですか?」と聞けるということです。 ○しっかりした確認チャネルが確保されている対話の例: 「このファイルは消してもいいですか?」 「はい、いいですよ」 ×しっかり

    確認チャネルの品質確保(コミュニケーションのヒント)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 「人をほめる」ときの、ちょっとした工夫(教えるときの心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「教えるときの心がけ」のコーナーです。 このコーナーでは、私たちが人に何かを教えるとき(つまり、教師役になったとき)の心がけをお話しています。 今日は「ほめる工夫」という話をしましょう。 ●子育ての経験から 結城には子供が二人います。子育てをしていると、しょっちゅう、 「自分が《教えるときの心がけ》なんて話す資格はあるのかな」 と落ち込むことがあります。 他の人はどうかわかりませんが、結城の場合、まったくの他人に教えるよりも、自分の子供に教える方がずっとずっと難しいです。 自分の子供に教えるのはとても難しい。それでもたまに、とてもうまくいくときがあります。それは「ほめる」ということをしたときです。 子供が何かちょっとした良いことをする。そのときにほめる。 子供が良いことを言う。そのときにほめる。 ほめられた子供

    「人をほめる」ときの、ちょっとした工夫(教えるときの心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 結城先生はどうしてライターになれたんでしょうか(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「Q&A」のコーナーです。このコーナーでは、読者のみなさんからいただいた質問にお答えします。今回の質問はTwitter経由でいただきました。質問は編集してあります。 ●質問 C MAGAZINEに書いていらしたころに結城先生のことを知りました。結城先生はどうしてライターになれたんでしょうか。いま私は個人作品のマネタイズに腐心しています。結城先生がどんなふうにして『数学ガール』の著者にまでなったのかを知りたいです。よろしくお願いします。 ●回答 こんにちは。ご質問ありがとうございます。C MAGAZINEはソフトバンクさんが発行していたコンピュータ雑誌ですね。休刊になってしまいましたが、結城はあの雑誌にほんとうにお世話になりました。 さて、私がどうしてライターになれたかというご質問ですが、短く答えれば「書いたから

    結城先生はどうしてライターになれたんでしょうか(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • どうすれば、自分の場所としての「コージーコーナー」を作れるのでしょう(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.045より) 「Q&A」のコーナーです。このコーナーでは結城メルマガの読者さんからいただいた質問やお便りにお返事を書いています。 みなさんからいただいた質問は加筆修正することや、複数人の質問を一つにまとめる場合がありますのでご了承ください。 ●質問結城さんから送られてくるメール・マガジンはいつも楽しみです。Vol.43の新しい「フロー・ライティング」の「コージーコーナーから始めよう」を 胸をおどらせるようにして読みました。 あそこに書かれているのは文章を書く人の話かもしれませんが、私には自分の場所を作る話のように感じたからです。 毎日生活をしていると、自分の場所を作るのが難しいです。自分の時間を作るのも難しくて、私は消えてしまいそうになります。何のために生きているのかわからないほどです。ケータイでもPCでもたくさんのニ

    どうすれば、自分の場所としての「コージーコーナー」を作れるのでしょう(Q&A)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 相手はきっと覚えていない(コミュニケーションのヒント)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 * * * こんにちは、結城浩です。 今日は「口頭で相手に指示をする」ことを考えてみましょう。会話による情報伝達ですね。 お仕事で、こんな指示を出すことがあります。 「じゃあ、その件は来週の月曜まで。プログラムもつけてメールで送ってください。そのときには機能Aを入れておいて欲しい」 こんなふうに口頭で指示を出したとしましょう。来週になって、どんなことが起こると思いますか。 ・月曜日になったけれど送ってこない (え、再来週じゃありませんでしたっけ) ・メールで送ってこない (え、CDに焼くんですよね) ・プログラムをつけてこない (え、仕様書があればよいんですよね) ・機能Aが入っていない (え、機能Aは検討だけすればよいんですよね) ここに書いたようなトラブルのうち、「いずれも」起こってしまう可能性があります。 人間の記憶力とは、あてに

    相手はきっと覚えていない(コミュニケーションのヒント)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 本の企画を立てよう(本を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※このノートは、全文が公開されている「投げ銭」スタイルの有料コンテンツです。 こんにちは、結城浩です。 「を書く心がけ」のコーナーでは、これまでの約20年の書籍執筆の経験から学んだことを紹介します。 今日は「の企画を立てよう」というお話をしましょう。 ●「の企画」って何? 結城はを書くのを仕事にしています。ある期間コンピュータに向かってぱたぱたと文章を書き、編集部に送り、校正して、ができあがります。 基的な作業の流れとしてはそれで終わりなのですが、文章を書き始める前の段階で出版社さんと約束しておく必要があります。それが「の企画」についての約束です。 ・結城は「どんな」を書こうとしているか ・出版社さんは「どんな」なら売っても良いと思っているか この「どんな」かを定めるのが「の企画」です。具体的には、 ・の名前 ・対象読者 ・価格 ・の大きさ、厚さ ・内容 ・主な章

    本の企画を立てよう(本を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
    kamiaki
    kamiaki 2015/05/07
  • 「知っていること」と「調べたこと」(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.058より) 「文章を書く心がけ」のコーナーです。今日は「知っていることを書くか、調べたことを書くか」というお話をしましょう。 文章を書くときの大原則の一つは、 「自分が理解していないことは書けない」だと結城は思っています。 ・自分が理解していないことは書けない。 ・自分が理解していることしか書けない。まあ、それはそうですよね。 その次に来る質問は、 ・「知っていることを書く」のか?それとも、 ・「調べたことを書く」のか? というものです。 結城は何冊かを出版するまではほとんど「知っていることを書く」というスタイルでした。 何も参考書を見なくても書けることしか書かない。そうでなければいけない、と思い込んでいました。すべてを知っている。すべてがわかっている。そういう状態の題材しか書いちゃだめだと思っていたのです。 でも

    「知っていること」と「調べたこと」(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
  • 書かない時間(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki

    ※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.049より) 「文章を書く心がけ」のコーナーです。今回は「書かない時間」について。 先日、新井紀子さんの『ほんとうにいいの?デジタル教科書』というを読みました。ずいぶん以前に買っていて読んでいなかったもので、時間があったのでふと読んだのです。 ◆『ほんとうにいいの? デジタル教科書 (岩波ブックレット)』(新井 紀子) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4002708594/hyuki-mm-22/ 岩波ブックレットというのは安価(560円)で薄く(70ページ)、良質の文章が読めるいいシリーズです。この『ほんとうに〜』もたいへん良いでした。の内容はタイトルの通り。デジタル教科書を教育現場に導入してほんとうにいいの?という疑問を提示するものです。 でもいまはこのの内

    書かない時間(文章を書く心がけ)|結城浩 / Hiroshi Yuki
    kamiaki
    kamiaki 2015/01/18
    浅い文章が蔓延する現代のウェブにおいて稀有なメッセージ。