マレーシアのごみ廃棄場で、再利用できるプラスチックを探す男性。(PHOTOGRAPH BY MOHD SAMSUL MOHD SAID, GETTY) トランプ米大統領は先日、新たな海洋ごみ関連法の署名式典において、世界の海を汚している元凶としてアジアをやり玉に挙げた。彼は日本や中国を名指しし、「いくつもの国」がプラスチックごみを海に捨てるせいで、米国の西海岸にまでそれが漂ってきていると述べた。(参考記事:「海洋ゴミ、最も効果的な対策は?」) 「そのごみを除去する費用はわれわれが負担している。これは非常に不公平な状態だ」 トランプ氏はこう述べているが、海を汚しているプラスチックごみの責任は、アジアだけにあるわけではない。米国をはじめとする富裕国は、プラスチック廃棄物をリサイクル資源としてアジアに売却しているからだ。(参考記事:「プラスチックごみ問題、アジアの責任は?」) 自国で処理せず遠い
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