滋賀県草津市の男性(当時60)が定年退職時の送別会で同僚に胴上げをされて床に落ち、約10カ月後に死亡した事件で、草津署は20〜40代の同僚男性3人を重過失致死容疑で大津地検に書類送検した。18日付。 捜査関係者らによると、同僚3人は07年11月18日夜、草津市の料理旅館で酔った状態で男性を胴上げした際、きちんと受け止める注意義務を怠って床に落とし、後頭部や首を強打させた疑いがある。男性は首の骨を脱臼するなどして寝たきりとなり、08年9月に死亡した。 08年11月に告訴した遺族は取材に対し、「胴上げの危険性を多くの人に知ってほしい」と話した。