住友重機械工業が新造船の建造から撤退。関東からまた一つ、新造船ヤードが消えるだけでなく、造船と軍港で発展してきた地元「横須賀」にとっても一つの転換点となります。最新の船にも対応してきましたが、同社首脳は苦しい胸の内を明かしました。 2026年で新造船から撤退する「住友横須賀」 東京湾からまた一つ、新造船ヤードが消えます。住友重機械工業は2024年2月14日、住友重機械マリンエンジニアリングの横須賀造船所で行っている商船の新造船事業から撤退すると発表しました。2024年に入ってから新規受注は中止しており、2026年1月の引き渡しが建造最終船となります。 横須賀造船所のドックは引き続き船舶修繕で使用するほか、需要増が見込まれる洋上風力発電の浮体式構造物などの製造に活用する予定です。 拡大画像 護衛艦「たかなみ」。住重横須賀製造所浦賀艦船工場でつくられ横須賀に配備されている(深水千翔撮影)。 住