ロシア極東のサハリンで、日本が統治していた戦前、現地で発見された恐竜の化石の複製が日本の技術協力で完成し、サハリンの博物館で展示が始まりました。 その全身の骨格の複製が、日本の技術協力で完成し、ユジノサハリンスクにある郷土博物館に展示されることになり、19日、日本政府の関係者も出席して、記念の式典が開かれました。 この恐竜は、体長およそ4メートルで、今からおよそ1億年前から6600万年前の草食恐竜の一種と考えられています。博物館では、地元の歴史を伝えようと、恐竜の複製の展示を検討してきましたが、製作技術がないことから、群馬県の業者に製作を依頼し、化石を収蔵している北海道大学総合博物館が監修に当たったということです。 会場では、大勢の子どもたちが、ガラスケースの中に展示された複製を興味深そうに眺め、11歳の男の子は「とても大きく、美しく驚いています」と話していました。 博物館のマチュシュコフ