Tim Bray氏のブログ記事を解説したものです。Tim Bray氏はXMLの生みの親であり、最近はGoogle Developer AdvocateとしてAndroidの普及に務めています。Twitterをはじめ、最近のWebサービスにて「twitter.com/#!/timbray」のようにURLに「#!」というhash-bang(shebang)が含まれるのをよく目にしますが、Tim氏はこの流行に批判の意を示しています。 hash-bangを含むURLはAjaxを利用するために考えられたしくみです。#以降は単なるフラグメントとして処理されるため、サーバは#より前のURLを解釈しコンテンツを出力します。そしてブラウザにてJavaScriptが#以降を解釈し、以降のパスに相当するコンテンツをAjaxにて取得しコンテンツを書き換えます。このしくみができた背景は、Ajax後のコンテンツをSE
HTML5という新しい仕様がでてきましたが、既存のHTMLやXHTMLとはどのような関係があるのでしょうか。簡単にHTMLとXHTMLの歴史を振りかえりながら、両者が抱えた問題や、HTML5の目的について説明しようと思います。 HTML ― 拡張のなかで進化していった言語 HTMLはWeb上での情報交換フォーマットとして、Tim Berners-Leeにより生み出されました。「シンプルなハイパーテキストを記述する」という目的があったため、定義されている要素は見出しやリスト、リンクなど、文書構造や文章の意味を記すものに限られていました。 ところが、Webが普及するにつれ、視覚表現をコントロールする要素(いわゆる「タグ」)がブラウザーベンダーにより追加されていき、語彙が膨れ上がってしまいました。さらには、要素の意図とは異なった使われ方をされる例(blockquoteやtableなど)が増
XMLを120%使いこなすためのアイデアとヒントがたくさん詰まったHack集。こんなこともあんなことも出来るなんてと驚嘆の機能がずらり。XMLの魅力を最大限に感じていただくため秘蔵のテクニックを勢ぞろいさせました。XMLの表示、変換、作成に関して、多数のツールを紹介するとともに、データベースやRSSに関連するテクニックまで、幅広くカバーしています。初心者からエキスパートまで必ずや満足の一冊です。 監訳者まえがき クレジット はじめに 1章 XML文書の参照 1. XML文書の解釈 2. WebブラウザでのXML文書の表示 3. CSSを使用したXML文書へのスタイルの適用 4. 文字参照とエンティティ参照の使用 5. テキストエディタでのXML文書の検証 6. グラフィカルなエディタでのXML文書の検証 7. XMLボキャブラリ作成のためのツールの選択 8. オンラインでのXML文書の検証
このコミックは、“Misunderstanding Markup: XHTML 2/HTML 5 Comic Strip”にあるコミックを、著作者の許可を得て日本語に訳したものです。 元になった記事の翻訳も行っています。“Misunderstanding markup”をご覧ください。 先週、W3CはXHTML 2 Working Groupが年内でその活動を終了すると発表したんだ。単刀直入で、歓迎されるべきことだったんだけど、「XHTMLが終わってしまう」と多くの人を混乱させてしまった。Zeldmanのblogポストに寄せられたコメントを読むと、それが分かると思う。 仕方のない部分もある。異なる技術に、同じような名前がついていたことが原因なんだから。しかも、これは今に始まったことじゃあない。 たとえば、JavaScript。Javaになにか関係しそうだけど、そうじゃないよね。書き方がすこ
サンプルで覚える XSLTプログラミング 小山尚彦、Chienowa.comチーム 日本オラクル株式会社 2000/8/22 2000/10/12(第9章以降追加) XMLは文書の記述の表記基準に過ぎません。ですから、XMLがその真価を発揮するにはさまざまな要素が必要です。例えば、XML文書のデータ構造を、XML文書をやり取りする人々のあいだで定義しておくことは大切です。そのために、DTDや最近ではXML SchemaというXMLデータ構造を表記する基準(スキーマ言語)が検討されています。 また、XML文書をさまざまな形式に加工することも重要でしょう。しかも、 そのような加工の方法もXMLで書かれたならなおよいでしょう。 それがXSL(Extensible Stylesheet Language)です。 XMLを自由に加工できる XSLはXSLT(XSL Transformation)と、
「W3Cの賞味期限はあと何年ぐらいだと思いますか?」。先日、あるパーティーでこう聞かれた。私は虚を衝かれたように、思わず真意を聞き返した。なぜなら、私にこの質問をしたのは、日本人として唯一、W3CのXMLワーキンググループで1997~98年のXML 1.0の標準化プロセスに携わった村田真氏だったからだ。村田氏は現在、Office Open XML(主にMicrosoft Officeで用いられる文書形式)の標準化についても情報処理学会 情報規格調査会の専門委員として国際標準化に携わっているなど、この道のエキスパートだ。 驚きはしたが、やはりとも思った。W3Cはもう標準化組織としての黄金期を過ぎ、権威が失われつつある。もしかすると標準化プロセスにしても、もっと良い別のやり方があるのではないか。このところずっとそう感じていたからだ。 W3Cのウィジェット標準を知っていますか? 村田氏の見立てで
Ajax推進委員会 監修:ゼロベース 2005/8/2 2005年2月半ばから、「Ajax」という言葉がアルファギークたちの間で一気に広まった。「Webインターフェイスの新しい手法」「画期的なWebアプリケーションの仕組み」であるとして開発者たちの人気を集めるAjaxとは何なのか、その真実を見極めてみよう。 Ajaxとは「Asynchronous JavaScript and XML」の略で、Webブラウザでの表示部分を含めたWebアプリケーションの作り方を指す名前だ。具体的にはXML形式のデータをJavaScriptで処理することで、ブラウザのHTTPによるページ遷移とは非同期にサーバとやりとりして「動的に」ページ内容を変更する仕組みを指す。 Ajaxを実現する詳細なコード例は後述するとして、まずはAjaxが実現するWebアプリケーションがどのような動作をするのか、既存のWebアプリケー
2007/02/20 WebサービスのAPIやRSSフィードを使って複数サイトのサービスや情報をマッシュアップ――。これはWeb2.0が包含するいくつかの概念のうち、最も重要なものの1つだ。Amazon.comやGoogle、Yahoo!、楽天といった大手Webサイトは、RESTやSOAPを用いたAPIを公開しており、さまざまなサービス提供者や個人がAPIを通して各種サービスを利用している。その一方、世の中のWebサイトの大多数はWeb1.0的なHTMLやCGIフォームしか提供していないのが現実だ。こうした背景からWeb1.0サイトから構造化されたデータを引っ張り出す“Webスクレイピング”技術が急速に発展してきているようだ。 HTMLをXML化し、XPathで関連データだけを抽出 例えば価格情報サイトでは製品名から価格が簡単に調べられるが、Webサーバから提供されるのは、製品名や価格にレ
SOAP、WSDL、UDDIなどを基盤とするWebサービスの標準化を行ってきた団体WS-I(Web Services Interoperability Organization)が、2002年からの約8年間の活動に幕を下ろしたことを正式に発表しました(参考:WS-I Completes Web Services Interoperability Standards Work(pdf))。 WS-Iは、WS-*と総称されるWebサービスのさまざまなプロトコル策定に取り組んできましたが、複雑すぎるといった評判がつきまとい、また策定そのものにも予想以上の時間がかかったことなどで、当初の想定ほど普及に至りませんでした。 そのSOAPに代わり、ここ数年サービス間をつなぐAPIとして存在感が高まっているのがREST(Representational State Transfer)と呼ばれるアーキテクチ
Webサービスは、コンピュータ同士を直接結んでリモートリソースにアクセスする方法の1つである。本稿では、SOAPやWS-*規格群など、Webサービスの基礎知識をまとめた。 物理的に離れたコンピュータのプログラム間で情報を交換できることは、今日の企業における標準的な要件の1つだ。そしてリモートリソースへの最も一般的なアクセス方法が、HTTPによるサーバからクライアントへのHTMLファイルの転送、要するにWebサイトである。こうした情報伝達のやり方が功を奏している理由は、シンプルで身近に利用できるテクノロジーと標準規格が使われている点にある。しかし、Webサイトには根本的な限界がある。Webページの情報を理解できるのは人間だけで、コンピュータにはそれができないことだ。 Webサービスは、コンピュータ同士を直接結んでリモートリソースにアクセスする方法の1つである。本稿では、SOAPのような基本的
トップ > 福井 > 1月15日の記事一覧 > 記事 【福井】 鯖江市が行政データ「XML」形式で提供 全国初、加工可能に Tweet mixiチェック 2013年1月15日 タブレット型多機能端末に表示された指定避難所までの経路=鯖江市役所で 鯖江市は、自治体としては全国で初めて高互換性コンピューター言語「XML」を活用し、市民参加型の情報提供を進めている。XML形式は従来の形式に比べて情報処理量が無限大に近く、必要に応じて情報の加工が可能。行政情報に市民の情報を加えることで情報が充実する上、多機能携帯電話(スマートフォン)などで市民が情報を活用できる。 タブレット型多機能端末の画面に市内の地図が浮かぶ。現在地を示す緑の矢印と、災害時の指定避難先を示す赤い印。現在地から最寄りの避難場所までの最短ルートが青い線で表示される。避難所をタップすると、住所や電話番号を表示。もちろん地図や情報
W3Schools offers a wide range of services and products for beginners and professionals, helping millions of people everyday to learn and master new skills. Free Tutorials Enjoy our free tutorials like millions of other internet users since 1999
The World Wide Web Consortium (W3C) develops standards and guidelines to help everyone build a web based on the principles of accessibility, internationalization, privacy and security. Working with stakeholders of the Web A range of organizations join the World Wide Web Consortium as Members to work with us to drive the direction of core web technologies and exchange ideas with industry and resear
class="abstract" itemprop="http://purl.org/dc/terms/abstract"ひろく普及したHTMLの資産を生かしつつ、より強力で応用範囲の広いXMLの技術をWebに取り込むために、HTML 4.01と互換性を持つ新しいマークアップ言語XHTML 1.0が勧告されました。次の世代に備えるための、いくつかのポイントをご紹介します。 XHTMLとは XHTMLの基本形 HTMLとの互換性について 従来のHTMLをXHTMLに変換するための若干のヒント XHTMLとは 2000年1月26日にW3Cの勧告となったXHTML(Extensible HyperText Markup Language)[XHTML10]は、素朴な文書構造記述言語として発展してきた(あるいは混乱してきた)HTMLに、XML[XML1]の持つ柔軟性、拡張性を取り入れたものです。H
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