米紙ワシントン・ポスト電子版は11日、米政府が2008年にインターネットサービス大手ヤフーに対し、保有する個人情報を国家安全保障局(NSA)に提供しない場合、1日当たり25万ドル(約2680万円)の罰金を科すと迫り、同社に強い圧力をかけていたと報じた。 複数のIT大手から個人情報を得たNSAの秘密情報収集活動「プリズム」の一環。機密解除された裁判資料で判明した。 ヤフーは不特定多数の個人情報を求められたため反発し、憲法違反として裁判所に異議を申し立てたが敗訴、最終的に情報提供を強いられた。 NSAはプリズムによって、不特定多数の個人情報を収集。いつ誰にメールを送ったかに関する情報が対象となり、メールの内容は含まれていないとされる。(共同)