ヒップホップを始め、現代の音楽制作において多用されている手法が「サンプリング」です。過去の楽曲のフレーズを使い、新しい楽曲として再構築するこの手法は、現代の音楽シーンにおいてかかせない存在です。一方で人の楽曲を使用するわけですから、なんとなく権利を侵害していないか心配な方も多いのではありませんか? 今回はそんな疑問を持った相談者の方が来てくれました。 カズワタベ 音楽著作権ベーシック講座の第5回、相談にいらっしゃったのはDJでトラックメイカーとして活動されているKさんです。今日はどんなご相談ですか? Kさん よろしくお願いします。ご紹介してもらったようにトラックメイカーとして活動をしているんですが、ジャンル柄、楽曲制作の際にサンプリングを多用してます。短ければひとつの音単位で、長いと4小節くらいのベースラインをサンプリングすることもあります。 みんな当たり前にやっていたんで、今まで特に許可
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