今回は原雅明さんにインタビューを行いました。原さんはあらゆる音楽ジャンルを横断しながらプロデューサー、キュレーター、ライター、レーベルオーナーといった仕事を展開し、DublabやLow End Theoryといったアメリカ西海岸の先鋭的な音楽カルチャーを日本に紹介し続けています。著書『音楽から解き放たれるために―21世紀のサウンドリサイクル』(フィルムアート社、2009)の中で2000年代を通して変容し続ける音楽シーンを論じ、同時にオルタナティブな音楽の在り方をさまざまな企画を通して実践しています。私は原さんとINTO INFINITYというCCライセンスが関連したプロジェクトで協同させて頂いて、その後CLOUDというSoundCloudを活用したリミックス企画でもご一緒しました。今、一番聞きたいことを原さんにお尋ねしました。 Q. この10年間、インターネットとコンピュータ技術が世界に浸