2013年の春に結成されたAwesome City Clubが、僅か2年でメジャーへと駆け上がって行ったのは、必然だったと言っていいように思う。なぜなら、中心人物のマツザカタクミが明確なビジョンを持った上で結成したバンドだったからだ。男3人女2人のメンバー構成、「架空の街Awesome Cityのサウンドトラック」というテーマ設定、国内外のブラックミュージックの盛り上がりを背景とした音楽性、そして、ライブよりも制作を重視し、SoundCloudやYouTubeに楽曲をあげていったプロモーションの方法、それらすべてが時代を見据えたものであり、結成当初のメンバー四人(マツザカ、atagi、モリシー、ユキエ)に、長らくサポートだったPORINの加入が決まった時点で、おそらくマツザカの中では「いける!」という確信があったに違いない。 1stアルバム『Awesome City Tracks』には、今
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