ロシア西部サンクトペテルブルクのネバ川(2010年7月6日撮影)。(c)AFP/KIRILL KUDRYAVTSEV 【8月31日 AFP】ロシア西部サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)で、建物の正面に飾られていた100年の歴史を持つ悪魔メフィストフェレス(Mephistopheles)のレリーフ(浮き彫り)が破壊される事件があり、市内で30日、1000人以上が集まって抗議デモが行われた。ロシアではウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の下で、宗教的に不寛容な傾向が高まっているとの懸念が広がっている。 レリーフは先週、サンクトペテルブルクが帝政ロシア時代の首都だった当時から市中心部にある建物の正面から引きはがされ、破壊された。「サンクトペテルブルクのコサック(Cossacks of Saint Petersburg)」と自称する正体不明の集団が犯行