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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (34)

  • ドンキでディズニーの「無認可版」が: たけくまメモ

    普通に売られているのを見て、思わず買ってしまいましたですよ。町田のドンキホーテで確認したのは『ファンタジア』『バンビ』『ダンボ』『シンデレラ』『ピーターパン』の5作品でしたが、この調子だと『白雪姫』や『ピノキオ』もあるんじゃないでしょうか。発売元は有限会社アプロックという聞いたことのないメーカーで、すべてがディズニーの「無認可版」。 「海賊版」と書かないのは、これらは日の法律においてすでに著作権の有効期限を超過していて、著作権が失効したパブリック・ドメインと見なせるからです。全部のパッケージの裏面に、その旨が表記してあります。たとえば『ダンボ』のパッケージには、こうあります。 《この作品は、1941年にディズニーによって製作されたアニメーション映画ですが、日においては著作権保護期間を終了し、パブリック・ドメイン(社会全体の公共財産)になっています。そこで今回、映像や音楽は昔のまま、弊社

  • たけくまメモ: 西村博之氏という存在

    前回のエントリで書き忘れたんですが、俺にとって、昔からどうにも不思議なのは、「実名」を晒すことを、多くの人が過剰に恐れすぎているんじゃないかということです。 実名だろうが匿名だろうが、他人に非難されるようなことを書かなければいいだけの話なんじゃないでしょうか。 俺、実名さらして、時には顔写真まで載っける文章書いて20数年ですけど、身の危険を感じるほど他人から恨まれたり、ストーキングされたことって一度もないですよ。(小さなクレームはしょっちゅうですし、ネットでつっこまれることはよくありますが)。 まあ仕事の原稿の場合、編集のチェックが入ることも大きいですけどね。でもライター個人としても、その文章を発表したことで生じるいろんな可能性をあらかじめ考えてから書くようにしていますけど。一方でネットでは自分の判断で発表しますが、こちらも特にこれといったトラブルはないなあ(どこまでトラブルと考えるかによ

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    kanimaster 2006/03/14
    「顔と実名が割れるとデスノートに書かれて殺されちゃうじゃないですか。」 コメント欄より。
  • イカ大反響: たけくまメモ

    昨日の多摩美学生の耽美イカマンガ「城」ですが、なんかこっちの予想を上回る反響でネットでプチブレイクしている模様。俺のmixiページ(内輪だけに限定公開)でも紹介したら、マイミク仲間の吉田戦車・古屋兎丸両氏をはじめプロ作家・編集者諸氏から好意的な評価をいただきました。 また日(13日)の「たけくまメモ」は3万アクセスに達しそうな勢いです。ここは作者に成り代わりまして御礼申し上げます。 実はこのマンガ、そう長くないので全部公開しようか迷いましたが、部分的に未完成だったのでサワリだけ紹介したのです。これ以外にあと数ページぶんありますが、掲載部分だけでもだいたいどんな作品かはわかると思います。人も「必ず完成させる」と申しておりますので、この春立ち上げる別サイトで、他の優秀作品と一緒に公開する予定です。 俺が多摩美でやっている「漫画文化論」というのは、基的にマンガとアニメの歴史をレクチャーする

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    kanimaster 2006/01/14
    絵のないマンガ。素晴らしい。
  • 今年の多摩美のイカした問題作: たけくまメモ

    映像の一部をまだ残してますが、多摩美課題の採点もほぼ終わり、昨日、なんとか講評会にこぎ着けることができました。 今年は全体に低調だったという意見は変わりませんが、最終的には何か評価しうる作品に遭遇することもでき、ほっとしております。面白いもので、毎年同じ課題(マンガかアニメを作って提出)を出しているんですが、その年ごとの「傾向」があるんですよね。 たとえば最初の年は、ドラえもんとかジョジョのパロディが悪目立ちしたりとか、それを注意したら、今年はパロディ系がぐっと減ったかわりに、自殺ネタが目立ちました。 アレですよ、青春の苦悩を抱えた主人公が、短い人生を回想しながら身投げしたりする。青春の一ページとはいえ、みんなそんなに死にたいんでしょうかねえ。首つりは大小便垂れ流しになりますし、飛び降りは痛いですよ~。 まあそれはともかく、年度の課題で、個人的に一番ひっかかった学生さんのマンガを特別に

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    kanimaster 2006/01/13
    これはすごい。ちょっとヤバイ。
  • 2005年アマゾン売上げBEST20(2): たけくまメモ

    いよいよBEST10の発表です。アクセス解析とアフィリエイトの売上げが、「たけくまメモ」の更新意欲を向上させるカギであります。今後ともよろしくお願い申し上げます。 ※表紙をクリックするとアマゾンに飛びます。 ●第10位 『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』 伊藤剛 [65冊] これ一冊でマンガ論の最前線に躍り出た、伊藤剛渾身の力作。かなりいいお値段にもかかわらず売れ行き好調、すでに三刷りに達したそうで、ご同慶の至りであります。マンガ論というと、ネットはともかく、マスコミ的には40代~50代のごく少数(たぶん10人くらい)の評論家の独占市場みたいになってましたが、ようやく30代から格的な論者が出てきました。伊藤君のこのは従来のマンガ論・研究を批判的に継承しつつ、過去の論者が語り得なかった90年代以降のトレンドである「萌え」の問題を「キャラ/キャラクターの分別」という概念を導

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    kanimaster 2006/01/05
    これはすごい。
  • マンガ専用フォトライブラリー構想: たけくまメモ

    一連のエントリのまとめとして、エントリやコメント欄でも話題になった「マンガ家用のフォトライブラリー」について、再度書いてみたいと思います。 現代のマンガ表現において、マンガ家が作画参考用に写真を使用することは、ごく当然の行為になっています。まあ『フリテンくん』とか『ぼのぼの』のような作品でどれだけ使うかは疑問ですが、リアリスティックな描写を要求する劇画やストーリーマンガでは、写真は、まず必須の作画資料と言っていいでしょう。 さてこうした写真を作家がどう調達するかというと、たいていは、あらかじめ用意しておいた雑誌写真のキリヌキや、写真集などを使うことが多いわけです。ここで写真はあくまで参考にして、十分な程度のアレンジを加えることができれば、著作権的な問題は生じにくいわけですが。 しかし「単純トレース」から「創作性を持ったアレンジ」までの間には巨大なグレーゾーンが存在するのは確かで、人はアレ

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    kanimaster 2005/10/23
    テレビ局の資料映像みたいなものかな。
  • たけくまメモ : 【業務連絡】ここ2日のアクセスが凄いことに

    昨日はとうとう1日6万ヒットを達成。昨年12月の「手塚伝説」以来の快挙ですよこれは。ここ最近は1日1万前後をうろうろしていただけに、やはりみなさん業界裏事情がお好きなんだなあと、ほとほと感心した次第であります。 アクセスアップのお礼に、俺と相原君の『サルまん』から、特にタイムリーな部分をアップいたします。どうぞ存分にお楽しみください。実はちょうどネットでスキャン画像が転がってたのを発見し、そのまま拝借。こちらでスキャンする手間がはぶけました。どなたか存じませんがどうもありがとうございました>スキャンした人 ちなみに、水面下でいろいろ動いているんですが、来月あたり発表できるかもしれません。なにが動いているのかも含めて、ご期待ください。 ◎このエントリへのコメント→★

  • 許される模倣・許されない模倣: たけくまメモ

    前エントリで、「竹熊はトレースと模写の違いを混同して議論している」というような疑問が寄せられました。具体的にはおがたさん、fineさん、ニュー速+住人さんなどからの書き込みです。まずおがたさんが、 《どうも竹熊さんの論旨に違和感を覚えるのですが、 A) 元絵を下に敷いてトレースして描く B) 元絵を隣において描く C) 元絵を思い出しながら描く の3つは分けて考えるべきではないでしょうか? 今回の事件はAですよね。竹熊さんが論じているのは主にC、ひょっとすればBも入る程度で、Aは入っているのかな? もちろん、じつはこの3つ、境界線は曖昧であったりするのですが、 すくなくともBとCの地点から見れば、これらとAとの距離は非常に遠いものがあるように思います。》 と書き込まれ、ついでfineさんが、 《 同感です。 私もたけくまさんはBとCについて書かれていると受け取りましたし、それであればたけく

  • たけくまメモ : マンガ家の描写盗用問題についての私見

    例の少女マンガ家による「スラムダンク」の構図盗用問題について、「竹熊の意見が聞きたい」という声があちこちから寄せられるようになりました。著作権問題についてはかねてから関心のあるところであり、この際「報道から知りうる範囲」を材料にして、自分の意見を述べてみたいと思います。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/18/news099.html http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051019k0000m040140000c.html http://www.kodansha.co.jp/info.html(←講談社お詫び文/現在削除) http://www.kodansha.co.jp/betsufure/(←編集部&著者お詫び文) http://cabin.jp/k55yuki/(←ネット上で設

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    kanimaster 2005/10/20
    「それとも報道されていない別の理由があるのでしょうか。」
  • たけくまメモ : 『テヅカ・イズ・デッドを読む』補足

    『テヅカ・イズ・デッドを読む(2)』のコメント欄で、マローさんが次のようなコメントを投稿されました。 《思いつきですが・・・強いライバルが次から次へとというジャンプスタイルって、かつて手塚先生がライバル視していた福井英一さんのスタイルのような気がするのですが・・・いやイガグリくんとか知らないのであくまで推測なんですけど。》(マロー) これへのレスを書いていたら、長文になり、しかも重要な内容を含んだと思いましたので、改めてエントリとして独立させます。 >マローさま 闘いの連続でストーリーを構成する作劇は、俗に「御前試合もの」(または「十番勝負もの」)といって、大衆文芸でははるか以前からあるものです(おそらく江戸時代から)。お殿様の御前で、諸国の豪傑が次々に試合をし、誰が「天下一」かを競うというもので、実は伝統的な娯楽のテクニックなのです。 が、これは手塚治虫の近代的なドラマツルギーとは全く対

    kanimaster
    kanimaster 2005/10/05
    ジャンプ式は「御前試合」。
  • 巨匠の一発ギャグについて: たけくまメモ

    ちょっと伊藤からは外れますが、手塚治虫関連の話題です。東京都の女子大生、M泉さんから昨夜次のようなメールをいただきました。 > 竹熊先生、 > > はじめまして。いつも先生の日記や数々の著作を、 > 拝見させていただいております。 > 私は都内に住む大学生でM泉N子と申します。 > 日は竹熊先生に教えて頂きたいことがあり、メールさせて頂きました。 > 先生は手塚治虫の『七色いんこ』に頻出するギャグ、 > 「日の国土ッ!」という言葉の意味をご存知でしょうか? > 自分なりに色々と調べてはみたものの、どうしてもわかりません。 > 「もうこれを聞けるのは竹熊先生しかいない。。。」と思い、 > このようなメールを送ってしまいました。 > お忙しいのに、申し訳ありません。気が向いたときに返信を > いただけたら幸いです。 > > M泉N子 俺にもわかりません。ネットで検索してみると、手塚プロの

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    kanimaster 2005/10/01
    「まぁそのー、日本の国土ッというものはねぇ」田中角栄のセリフ。「ニッポンの」で一度切るのがコツ。
  • 電車内でのベッキー対策: たけくまメモ

    だいたい俺、昔から電車内の手持ちぶさたな時間というのが苦痛で、たいていはを持って乗り込むんですが、たまたま何も持たずに乗ると後悔するんです。で、しかたなくそういうときは電車と平行して走る忍者のことをよく妄想していたんですが、最近はもっぱら、こういう妄想で気を紛らわせることが多いです。 あの、これから書くことは当にバカバカしい内容なんですけど、俺が暇なときにどんなことを考えているのかがよくわかると思いますので、笑わないで読んでください。あ、いや別に笑ってもいいですが。 よく考えるのはタレントのベッキーのことなんですけどね。この人のトークの持ちネタが「電車で痴漢を撃退する方法」というやつなんですよ。「徹子の部屋」を始め、もう3回くらい同じ話を聞いてます。 それでベッキー、電車内で痴漢に会ったらもう絶対に泣き寝入りはしないと。とにかく相手の腕を捕まえて、大声で「この人チカンです!」と叫びなが

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    kanimaster 2005/09/04
    ベッキー vs スライム。ベッキーのほうが強そう。
  • オタクの老後問題(2): たけくまメモ

    さてオタク用老人ホームですが、これは時代の必然で現れることでしょう。 20日のエントリにおいて「団塊の世代用サブカル養老院」について述べましたが、少子化問題によって受験産業・教育産業が、のきなみシルバー産業への業務拡張を図っていると伝えられる現在、ビートルズ養老院・マンガ養老院などは、遠からず高確率で現れるであろうことを予言しておきます。 これがやがてオタク世代のリタイア期になりますと、養老院に『ゴルゴ13』や『島耕作』、または『ビッグマグナム黒岩先生』が揃っている程度では、顧客の満足を得ることは難しくなります。もちろん万人の趣味にフィットする施設を作ることは困難ですから、施設の規模をどんどん巨大化させるか、あるいはその反対に、細分化した趣味の施設が無数に現れることになるのではないでしょうか。 すなわち、普通の「アニメ養老院」ではなくて「ヤマト養老院」とか「ガンダム養老院」、あるいは「美少

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    kanimaster 2005/08/27
    月間OUTが揃っていれば完璧。
  • 団塊の世代とプレおたく世代とおたく第一世代: たけくまメモ

    ちょっと覚え書きのメモを書いておきます。2007年問題というのがありますな。いわゆる団塊の世代で一番数が多いのが1947年(昭和22年)生まれなのだそうで、それが定年(60歳)を迎えるのが2007年なのであると。一度に大量の退職者が出るので、退職金の支払いで企業経営が悪化するのではないかとか、現場での仕事ノウハウの継承がうまくいかないのではないかとか、キオスクで売れているおじさん向け週刊誌の売上げが激減するのではないかとか、特に「ビッグコ●●クオ●●●ル」なんか、読者の大半がその世代らしく、今から戦々恐々としているみたいですよ。 もっともこれには正反対の読みもあって、膨大な退職金がその層に一度に集中するので、これを新たなビジネスチャンスだととらえる向きも多い。まあこの不景気に楽観的な見方に過ぎるかもしれないが、要するに団塊の世代は数が多いうえに戦後最初のレジャー世代、サブカルチャー世代であ

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    kanimaster 2005/08/21
    ビートルズ養老院w