満開となった桜を一目見ようと、公園には多くの親子連れが訪れた(2日午後4時51分、旭川市の神楽岡公園で)=平田舞撮影 北海道旭川市で2日、エゾヤマザクラが、開花が観測された約6時間後に満開となった。 急激な気温上昇のためとみられ、気象庁によると、同じ日に開花と満開が観測されたのは統計が残る1953年以降、全国で初めて。 旭川地方気象台職員が午前9時半頃、同市中心部の神楽岡公園の標本木で2~3分の開花を観測し、午後3時20分頃、満開の8分咲きを確認した。この日の同市の最高気温は7月上旬並みの25・1度で、2日連続の夏日だった。