新潟県十日町市松之山にある「美人林」と呼ばれるブナ林です。真っ直ぐに素性よく伸びるブナ林を何時のころか、美人林と呼ぶようになったそうです。 樹齢は70年生ほどとのことです。と言うことは、70年前に炭焼きか薪の採取で伐採した後に、ブナの純林が天然で更新したと思われます。 ちょうど4月下旬は開葉の時期で、残雪とブナのまぶしい緑がとても綺麗です。 青森県のブナ林は、ブナの二次林(青森県)を御覧ください。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。
![美人林(新潟県十日町市松之山) | 森林・林業データベース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/56e86ac467371b6f76d3fa41283c24d06f12bfac/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F200805%2F04%2F91%2Fa0004391_12454714.jpg)
上のグラフは、住宅1戸(136平方メートル)の中に蓄えられている炭素量(トン)です。上から、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造です。木造は、それ以外に比べて約4倍の炭素が蓄えられています。しかし、住宅は数十年で解体され、炭素は大気中に放出されます。森林は、地球温暖化の防止にあまり貢献しない。でも書きましたが、長期的にみれば木造住宅だから炭素をたくさん蓄えているとは言えません。 しかし、住宅の解体材をチップやペレットに加工してエネルギーとして活用すれば、その分は二酸化炭素の削減に貢献できます。 下のグラフは、住宅1戸(136平方メートル)の製造時炭素放出量(トン)です。木造は鉄骨造の3分の1、鉄筋コンクリート造の4分の1の放出量です。 木材は加工しやすいので、消費エネルギーが少なくて済みます。木造住宅は、地球温暖化に大いに貢献しています。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんの
白川郷合掌造り集落(岐阜県)から菅沼合掌造り集落へは、国道156号を北へと進みます。東海北陸自動車道だと白川郷ICから五箇山ICまでの一区間ですが、国道を行くことをお奨めします。と言うのは、この間に庄川が富山県と岐阜県の境になっている箇所があり、国道が河川を渡るたびに県が入れ替わる珍しいところがあるからです(マピオン)。 菅沼合掌造り集落には、五箇山民族館と塩硝の館があります。 塩硝は煙硝(焔硝)のことであり、黒色火薬の原料になります。五箇山では、山村生活の廃棄物であるカイコや鶏の糞、ソバ殻、身近で取れるヨモギや麻の葉などを発酵させて煙硝を作っていました。塩硝の館では、こうした煙硝づくりを知ることができます。 黒色火薬は、夏の風物詩である花火にも使われています。 相倉合掌造り集落(富山県)も御覧ください。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。
銅の鳥居(かねのとりい/金峰山寺/奈良県)の前にある常夜燈に、「木材」「中人商」と書かれていました。吉野は古くからの林業地ですので「木材」は分かりますが、「中人商」とはどんな商いなのか分かりませんでした。そこでインターネットで調べてみたら、読み方が逆で「材木商人中」が正しく、「材木商人の仲間」が寄進したようです。 「木材」と「材木」は、どちらも同じような言葉ですが、使い分ける必要があります。「木材」は丸太から製材品までを言います。「材木」は丸太を製材加工した後の製材品を言います。「材木商人」は、製材品を売る人たちのことでしょうか。 銅の鳥居をくぐったら、次は仁王門、そして蔵王堂です。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。
百人一首の32番は、自然を歌っています。 山川(やまがわ)に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉(もみじ)なりけり 春道列樹 「しがらみ」とは、「打ち並べた杭に、竹や木を横向きにからみつかせて水流をさえぎる仕掛け」のことです。山を歩いていると、こうした風景にめぐり合うことがあります。 山崩れを復旧するための山腹工でも、「しがらみ」が使われます。ただし、設計上は「柵工」と書いて、「さくこう」などと言っています。現場の人たちは、「しがら」とも言っています。粗朶(そだ)のほか、二次製品のネットや丸太などが使われています。 山腹工ではありませんが、公園の歩道沿いに「しがらみ」を見つけました。 万葉集からもう一首。 明日香川 瀬瀬に玉藻は 生ひたれど しがらみあれば なびきあはなくに 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 粗朶については、北陸粗朶業
環境ジャーナリストの枝廣淳子さん(e's(イーズ))から、ループ図の作成を習う機会を得ました。例えば森林や林業のループ図は、森林や林業で増えた方が良いもの、減った方が良いものをたくさん拾い出し、それを関連する順番に結びました。こうしたループ図の作成を通して、今までは、ぼやけていた部分が、全体の中で、どのように関連しあっているのか、つながりが見えてきました。 ■林業のループ 林業の収益性が悪化、林業収入の減少、木材生産や森林整備などの事業量が減少、事業量がまとまらないので労働生産性が低くなり、ますます林業の収益性が悪化するループです。 ■木材のループ 地域材生産事業が減少、地域材の供給量が減少、地域材が安定供給されない、消費者から見放される、価格が下がると続くループです。 ■山村のループ 林業収入が減少、山村に暮らす魅力が減少、担い手が減少、木材生産や森林整備の事業が減少するループです。 ■
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