川崎市多摩区で28日に起きた無差別殺傷事件。亡くなった小山智史(おやま・さとし)さんは外務省の職員で、ビルマ語の専門家として省外でも知られた存在だった。 外務省のホームページなどによると、大学入学当時、アジアに関心があった小山さんは、「一般に知られていない珍しい言語を学びたい」とビルマ語を選択。在学中に初めてミャンマーを訪問するなどし、平成16年に外務省に入省した。 研修を経て約3年間、在ミャンマー日本大使館で勤務し、要人が訪問すると通訳を担った。帰国後は、大臣クラス以上の通訳を務めることを期待されるビルマ語の通訳担当官も務め、25年にノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チーさんが訪日した際にも同行した。 小山さんがかつて所属した外務省の南東アジア第1課では、ニュースを目にしたとみられる職員らが、目元をハンカチで押さえる姿もあった。 元上司の男性職員は、「最高級に優秀な事務官だった。
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