男性セラピストが女性に性的サービスを行う「女性用風俗」の利用者が増えている。女性たちはどんな動機で女性用風俗を利用するのか。ノンフィクション作家の菅野久美子さんは「単なる性欲解消のためというよりも、生きづらさからの解放を求めている人が多い」という――。 幼少期から容姿に対して厳しいジャッジを下された 「女性用風俗」、略して女風が、ここ数年で活況を呈している。女性用風俗は、日本社会の水面下で着々と店舗数を増やし、デフレ化、低価格化が起きている。ひっそりとながら、着々とその勢いを増している現状がある。 女風を巡っては、有名インフルエンサーがYouTube上で店舗と積極的にコラボしたり、経営者が地上波に出演するなど、今までなかったような新たな動きも起きている。また、セラピストがSNSを通じて女性たちに直接ブランディングできるようになったことで利用する側のハードルが下がりつつある。 しかしそんな華