息の長い空売りで有名なKynikos AssociatesのJim Chanos氏が、ターゲットの一つ、シェール産業について解説している。 多くの企業が採用するフル・コスト法が、産業の本来の姿を覆い隠していると指摘した。 チャノス氏が講演会でシェール産業について語ったとYahoo Fincnaceが伝えている。 北米の石油・ガスE&P(掘削・生産)は「投資家にとって資本の排水口」なのだという。 空売りで稼ぐヘッジ・ファンド・マネージャーだとは言え、チャノス氏はファンダメンタルズに基づく理詰めの投資で有名。 その理屈を傾聴する価値はあるだろう。 チャノス氏は、シェール産業を初めから批判的に見ていたといい、2011年にはChesapeake Energy株をショートしている。 問題は地質にあるのではなく、産業の会計慣行にあるのだという。 フル・コスト法と呼ばれるもので、支出を費用計上せず資産計