前回「音楽フェスがテーマパーク的になってしまった」と違和感を表明された小出祐介さん。どこか同調を強要する場にはなじめない気持ちがおありのようです。同調を促す背景には、わかりやすくて心地のいい「ポエム」的な言葉が思考停止を促しているのではないかと話は展開します。(構成:漆原直行) AV女優を操るポエムビジネス 中村 小出さんは“同調”が嫌い、僕はその意識はすごく共感する。似ているなって。J-POPだけでなく、企業や行政、行き詰まった産業に蔓延する「ポエム」って、個人の人生にまで第三者が介入するまさに同調を促す危険なシステムです。今回の対談で昨今、世に跋扈する「ポエム」の気持ち悪さについて、ぜひ小出さんの話を聞いてみたいと思っていました。 小出 あぁ、その感じ、すごくわかります。僕もかねがね、本当に気持ち悪いと思ってきたので。 中村 僕が長年見てきたAV業界や風俗業界は、カラダを売って換金する
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