一般紙も落ちているがスポーツ新聞の落ち込みもすごい。2017年に336万部だったものが308万部に。スポーツ新聞全体では1997年に650万部あったものが、半分以下になっている。東京エリアのスポーツ新聞は日刊スポーツ、スポニチ、サンスポ、報知、デイリー、東京中日に、夕刊の東スポ。売り上げが半分以下になって、7紙が全部残っているのは、ある意味、感動的である。ネットでの広告売上等で、何とか踏みとどまっているのかもしれない。 ただ、一般的に考えてスポーツ新聞は「オワコン」だろう。僕はスポーツ新聞では最も部数が多い日刊スポーツに在籍していたが、2005年を過ぎたあたりから「このままでいいのかな」と思うようになった。何が良くないって、社員が自分たちの商品に自信を持てなくなっていた。「どうせ誰も読んでないよ」といった感じの諦めの感情が社内に出てきているのを日々感じていた。 多くの社員が「みんなネットで