大学教員の日常・非日常:学位の実態で、フラスコさんに引用していただいた部分の補足を。 博士号というのは、優秀な研究成果に与えられる褒賞ではなく、研究を遂行する能力を身につけたことを表す資格になった。であるならば、極言すれば TOEICや情報処理技術者試験、司法試験、国家医師免許試験と差がない。繰り返すけれども、博士号は一定の能力を持つことを保障する資格である。 上記太字の部分の根拠は、「文部科学省中央教育審議会の資料新時代の大学院教育−国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて−附属資料の資料9:大学院の課程の目的等の主な変遷」(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/05090501/021/003-9.pdf)と平成18年の大学院設置基準(http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/