サッカーJリーグ1部(J1)、川崎フロンターレの顔が、主要タイトルで過去8度の2位になり、シルバーコレクターと呼ばれた「万年2位」のチームの歴史に終止符を打った。2日、クラブ創設21年目でJ1初優勝を飾った川崎の中村憲剛(けんご、37)。クラブ一筋15年目のベテランが、チームメートの手で宙を舞った。 試合終了の瞬間、ピッチの上に座り込み、一人、泣いた。「長すぎて、タイトル取れずに辞めるかと……。悔しかったこととか、いままでの全てが、走馬灯のように頭の中を駆け巡った。涙を止めることができなかった」 川崎への入団は2003年。当時は下部のJ2にいたが、司令塔としてチームをJ1に引き戻し、自身は日本代表に駆け上がった。クラブとファンとともに成長してきた自負がある。だからこそ「このクラブは俺の人生の一部」という。 チーム最年長になった。一度…
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