相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われている被告が、NHKの記者の接見に応じ、今月8日の初公判で手の小指をかみ切ろうとしたと説明したうえで、「ことばだけの謝罪だけでは納得できず、いちばんいい方法だと思った」と述べました。 植松聖被告(29)は平成28年、相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われています。 今月8日に横浜地方裁判所で開かれた初公判で、被告は「皆様に深くおわびします」と述べた後、突然暴れて退廷を命じられました。 植松被告は14日、勾留されている横浜拘置支所でNHKの記者の接見に応じ、初公判での行動について、手の小指をかみ切ろうとしたと説明しました。 被告は「ことばだけの謝罪だけでは納得できず、いちばんいい方法だと思った。考えてとった行動であり、錯乱していたわけではない。2年ほど前からこうした行動をしようと考えていた」と述べました。