[東京 20日 ロイター] 財務省は20日、職員が使用するパソコン123台がウイルスに感染し、外部に情報が流出した可能性があると発表した。感染したパソコンはすでに回収済みで、別のシステムを利用している国税庁には影響がなく、税務に関する個人情報の流出はなかったとしている。 感染したウイルスは「トロイの木馬型」で、感染経路は不明。次期システム導入のため5月から省内システムの総点検を実施したところ、2010年1月から11年11月にかけて、情報が流出した可能性を示す形跡が見つかった。今月17日にシステム点検を委託した業者から報告を受けて発覚した。政務三役や局長級幹部のパソコンに感染はなかった。