日本ではNHKが1990年から日本語版の放映を開始。ポワロの吹き替えにはベテラン声優の熊倉一雄を起用し人気を博した。熊倉とスーシェの声質は必ずしも似ているわけではないが、その独特の語り口はスーシェ同様日本におけるポワロのイメージとして定着するに至った。スーシェ本人からも「熊倉の声が最もポワロの声によく似合う」とお墨付きをもらっている[注 4]。ヘイスティングスの吹き替えは第45話(『もの言えぬ証人』)まで富山敬が担当、富山の死後となる第47話(『エッジウェア卿の死』)から安原義人が新たに担当した。 NHKの日本語版はオリジナル版とは放送順が替えられていたり、放送時間の関係で数分のカットシーンが存在する(カットシーンについてはソフト化の項を参照)。またオリジナル版の後期シリーズでは使われていないオープニング・エンディング映像は、日本語版では短縮された形で使用され続けた。新作が作られる度に、版