八百長問題に揺れる大相撲に、さらに衝撃的な疑惑が浮上した。 大麻取締法違反で逮捕され、2008年8月に日本相撲協会から解雇されたロシア人の元幕内若ノ鵬(22)=本名ガグロエフ・ソスラン=が、きょう21日発売の「週刊現代」で現役時代に21人の力士と八百長を行ったと実名をあげて告発した。その中には、魁皇、琴欧洲、引退した琴光喜、千代大海の大関陣ほか、関脇琴奨菊ら幕内上位力士も含まれており、八百長問題の波紋は、さらに広がることは必至だ。 若ノ鵬は、すでに08年10月にも同誌上で、魁皇、琴欧洲、千代大海、春日錦の4人と八百長相撲をしたと告白。今回は「本当は、まだほかに17人いる」として、新たに琴光喜や琴奨菊の名を明かした。 記事では、八百長に手を染めた経緯や、八百長の実態を生々しく語っている。07年初場所に、恵那司から「注射(八百長)やりたい? みんな、やっているよ。ここは注射の世界です」と