チャールズ・ダーウィンの生涯 進化論を生んだジェントルマンの社会 (朝日選書) 作者: 松永俊男出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/08/07メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (14件) を見るペイリーの『自然神学』 ダーウィンの時代に主流となったのは、自然界の巧妙な仕組みや構造に神の偉大なデザインを見ようとするデザイン論であり、その標準的な教科書となったのがペイリーの『自然神学』であった。 (略) ダーウィンが同書から受けた影響の深さは、おそらく本人が自覚している以上であろう。『種の起源』で挙げている適応の事例の多くは、ペイリーの取りあげたものであった。(略) ペイリーが神のデザインという言葉で済ませてしまった問題を、ダーウィンは自然選択という自然法則によって説明しようとした。ペイリーの『自然神学』を自然選択説によって書き直したものが、ダーウィン