評論家の町山智浩氏が「ディクテーター」の隠された魅力を解説 2012年9月8日 22:00 ヒゲのアラジーン将軍風の姿で登場した町山氏[映画.com ニュース] 映画評論家の町山智浩氏が9月8日、奇才サシャ・バロン・コーエンの最新作「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」の公開を記念し、都内の劇場でトークイベントを行った。 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」「ブルーノ」など、風変わりなキャラクターに扮しての社会風刺で世界中の注目を浴びるコーエンが、今作では世界一危険な独裁者アラジーンとして珍騒動を繰り広げる。 世界25カ国で初登場1位の大ヒットを記録しながらも、10カ国以上で公開中止という異例の事態を巻き起こしている超問題作。アラジーンに扮したコスチュームで登場した町山氏は、「コーエンは民主主義のふりをしているアメリカの方がひどいと、アメリカをからかい続けてい