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ブックマーク / blog.livedoor.jp/captainsummer (3)

  • ベアゲルター : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    超面白いことは間違いない。 その上で、無限の住人は長すぎたよなぁとは思うわけだ。 連載開始が1993年で、終了が今年だから、あしかけ20年間連載は続いていたことになる。 不死がテーマの作品が、なかなか終わらないってのは、ちょっとおもしろいけど。 でも、10年くらいで(・・・個人的には、無限の住人の『長さ』は巻数の問題ではないように思います)すぱぱんっと終わっていたら、また色々、沙村宏明のその後の展開も違ったのではないかとは思う。 まあ、そもそもこの作家さんは、もともと時代劇を描きたい人ではなかったそうで。 だからこその、ああいうトンデモ時代劇だったわけだけども。 それでもやっぱり、「時代物」の枷はきつかったんだろうなぁと邪推する。 なんというか、沙村宏明という作家を知れば知るほど、無限の住人って「真面目」に描いてるなぁと思うのだ。 で、その真面目さが、おもしろいんだけども同時にちょっと違和

    ベアゲルター : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
  • ちはやふる : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    男子でも読める少女マンガっていうくくりがあるとしたら、その極みだと思う。 百人一首という、だれもが知りながらも誰もがくわしくは知らない世界を、青春スポコンマンガの亜流として描くという、その発想がまず見事! で、その発想をちゃんと面白いマンガとして成立させるために、ストーリーとか、キャラクターの設定とか、とにかく圧倒的に練りこまれている。 で、その練りこみ方が、所謂「王道」だから、、カルタというニッチな競技なのに、これまで読んできたマンガの読み方で、安心して読める。 で、燃えどころ、みたいなのが自然とわかってしまう。 全く知らない題材なのに、読者は登場人物と同じように、盛り上がれる。 これって、なかなか凄い。 だから、カルタの世界の魅力ってのがものすごくダイレクトに伝わる。 誰だってこれを読んだら百人一首をしたくなるだろう。 素晴らしいマンガ。おすすめ!! ただ、そういうこととは別に、ここで

    ちはやふる : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
  • モテキ : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    完結によせて 1巻から主人公のダメ具合は一貫しており、また最終巻だからって主人公もこれといって成長した感じはしない。 てか、結局主人公をとりまく状況は1巻から何も変わってない。 だから、このマンガに「物語」を求めていた人にとってはこの最終巻は駄作なんだろう。 起承転結で言えば、「承」がずっと続く感じだし。 実施アマゾンでの評価も1巻の絶賛ぶりにくらべると最終巻は決して高くない。 でも、個人的にはこの終わり方はとても評価している。 以下、ネタバレ。 「モテキ」というマンガは、ラブストーリーではない。 最初こそ、そうなりそうな感じもあったのだけど、蓋をあけて見れば、このマンガって男と女がそれぞれに内心をひたすら吐露しまくっている(だけの)マンガだった。 両者がわかりあうシーンは微塵もなかったんだから、これをラブストーリーと呼ぶのは無理があるだろう。 ラブってのは、例えそれが美しい誤解であったと

    モテキ : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
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