犬や猫と仲間として付き合う方法、アニマルライツ、ボディランゲージ、コミュニケーションなどについて綴っています。インターセクショナルなヴィーガンであらゆる差別に反対、動物の解放を目指しています! 今朝もらったメールに、中野孝次『ハラスのいた日々』のことが書いてあった。 著者の犬との関係があまりに理想的なので驚いたという。 そこでさっそく図書館で借りて読んでみた。 中野孝次といえば、私は最初にカフカの翻訳で、次に『ブリューゲルへの旅』でその名を知った。 こんな本を書いており、さらにそれがベストセラーになっていたとは知らなかった。 犬と心を通わせる喜びと、老いていく犬を見る哀しみが、すばらしい文章で、実に生き生きと綴られている。 動物好きにはおなじみの平岩米吉の短歌が、その心情をみごとに表現している。 「マリ投げて遊べとさそふ若犬の 眼の輝きはさやけかりけり」 「あたたかき舌を触れつつわが掌より