KDDIがバッグ型の携帯電話基地局を開発。バッグを持ったスタッフがヘリコプターに搭乗し、山の遭難者を探す実験をした。 【もっと写真を見る】 登山ブームのなか、山で遭難する人も相次いでいる。 家族から「山登りに行ったきり、連絡が取れない。帰宅していこない」という連絡があれば、地元の消防団などが山に登り、遭難者を捜索しなければならない。 KDDIでは、新潟県魚沼市消防署の協力を得て、遭難者を携帯電話の電波を使って捜索するという実証実験を実施した。 魚沼市にある荒沢岳は、登山者に人気だが、携帯電話の電波はつながらない。しかし「年間、10件ほど遭難者の捜索に出動している」(魚沼市消防署関係者)というほど、遭難者が相次いでいる山でもある。 KDDIでは、今回、バッグ型(可搬型)の携帯電話基地局を開発。2GHzのアンテナとフェムトセルを応用した基地局設備、ノートパソコン、バッテリーなどをバッグに詰め込