アフリカ北部のサハラ砂漠で、恐竜の化石を発掘に来ていたシカゴ大学のPaul Sereno氏らの研究チームが、偶然5000年以上前の墓地を発見した(ナショナル ジオグラフィックの記事、発表された論文、CNN.co.jpの記事)。 墓地には母親とみられる女性と、子供2人が手を取って眠る姿の骨格がほぼ完全な形で残っていたそうだ。この遺骨の下には花粉の残留物も見つかり、死者が花の上に横たわって埋蔵されていたと見られている。 この墓地があった近くには、かつては湖があったと思われており、現地調査では多数の墓だけでなく、動物や魚など砂漠には住まない生物の化石も見つかったそうだ。また、この地域にはKiffian (紀元前7700年から6200年)とTenerian (紀元前5200年から2500年)という、2つの文化の住居や墓が残されていることも明らかになった。