DeNAは8月11日、機械学習などの性能を競い合うプラットフォーム「Kaggle」(カグル)で行われたゲームAIのコンペティションで、自社のエンジニアが所属するチームが優勝したと発表した。同社の強化学習ライブラリを活用してAIを開発したという。 優勝したのは、同社所属のデータサイエンティスト・田中一樹さんと、AI開発支援などを手掛けるquantum(東京都港区)の大渡勝己さんの2人で構成する「チームHandyRL」。大渡さんはDeNAでも強化学習の研究開発に取り組んでいる。 コンペのテーマは、4匹のガチョウを相手にぶつからないよう移動させながら、最後まで生き残れるかを競う対戦型ゲーム「Hungry Geese」。各チームのAIがガチョウを操作し、スコアを競った。 ゲームは一手一手状況が変わるため、相手の戦略に応じて自分たちの戦略も変更するなど、多人数ゲームならではの要素がAI開発に要求され