11月25日にはじまった反ゼロコロナ政策・反習近平政権をとなえる中国の政治運動「白紙運動」(白紙革命)は、当局の徹底した封じ込めと、コロナ対策の緩和もあって、中国国内ではわずか数日で沈静化した。運動は今後、先細りする可能性が高いが、日本など各国では中国人留学生らがいまなお活発に動いている。 彼らの活動の形態は、習近平政権を積極的に批判するデモや政治集会を組織する動きと、政治色を薄めてゼロコロナ政策による人災(ウルムチの火災や貴州省の隔離者バス事故など)の被害者を追悼するキャンドル集会を行なう動きのふたつにわかれる。