「いい部屋でんき」をやめる大東建託グループが、「いい部屋ガス」を始める――。12月18日、驚くべきニュースが飛び込んできた。 大東建託の100%子会社でLP(液化石油)ガス販売を手がけるガスパル(東京都港区)が、東京ガスの供給エリアで都市ガス販売を始めると発表したのだ。 大東建託といえば、グループ会社の新電力である大東エナジー(東京都港区)が11月7日、電気事業の縮小を発表。自社物件など一部への供給は継続するものの、大東建託が管理する賃貸物件の入居者向けサービス「いい部屋でんき」の顧客には、他の電力会社への契約切り替えを促すレターを発送している。突然、事実上の撤退を公にしたことで、26万もの契約世帯に混乱が広がっている(路頭に迷う26万の「大東難民」を救えるか)。 今回、ガスパルが都市ガスを販売するのは、電力と同じく大東建託の管理する賃貸物件の入居者だ。サービス名も、電力の「いい部屋でんき