店頭で販売されるネスレのミネラルウオーター(2008年2月21日撮影、資料写真)。(c)FABRICE COFFRINI / AFP 【1月31日 AFP】フランスのミネラルウオーターブランドの約3割で、水道水のみに施されるべき殺菌などの処理が行われていると、仏メディアが30日、政府の調査報告書に基づいて報じた。 日刊紙ルモンドと公共のラジオ・フランスの報道に先立ち、食品大手ネスレ(Nestle)が、ペリエ(Perrier)やヴィッテル(Vittel)といった主要ブランドで、紫外線や活性炭フィルターを使っていたと認めていた。 同紙によると、社会問題監察総局(IGAS)が2022年7月にまとめた報告書で、「30%近いブランド」で国内の規定に反する処理が行われており、しかも「30%というのは少なく見積もった数字」だと指摘していた。 欧州連合(EU)の指令に基づいたフランスの法律では、ミネラルウ