ポートレート撮影と言えば、スマホが浸透した昨今、撮る方も撮られる方も、その難しさを感じている人は多いのではないだろうか。 筆者は新人だった頃、日本でプロ・ミュージシャンインタビューをしていた。撮影もその多くは、私が担当していた。その時代に使っていたのはフィルムカメラ。デジタルと違って、出来上がりは焼き上がるまでわからない。相手は東京からやって来たミュージシャンで再撮なんてできないから、当然失敗は許されない。慣れないもんだからもたもたしたり、念には念を入れ多すぎるほど撮影して時間がかかったりで、誰もが知るミュージシャンをイライラさせてしまったことがある。 また旅先の街角で素敵な人を見かけたとき、写真に収めたい!と思っても、相手が見知らぬ自分にレンズを向けられどう思うか不安で躊躇したり、恐る恐るレンズを向けたことも。せっかく撮影した千載一遇のベストショットを誤ってデリートしてしまったのも忘れら
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