▲川崎重工業兵庫工場で完成した量産先行車がクレーンで吊り上げられ、博多へと向かおうとしている。'08.9.29 川崎重工業 P:RM(高間恒雄) クリックするとポップアップします。 今年2月に概要が発表された山陽新幹線と九州新幹線との相互直通運転用車輌の量産先行車が完成、メーカーの川崎重工業兵庫工場で搬出の状況が報道公開されました。 JR西日本とJR九州がかねてより共同で開発に取り組んできたこの相互直通運転用車輌は、N700系をベースに8輌化したもので、先頭形状のエアロ・ダブルウィング形(先頭長10.7m)はN700系と同様ながら、九州新幹線内の35‰勾配に対応するため全電動車化が図られています。もちろん山陽新幹線内での最高速度は300㎞/h(九州新幹線内は260㎞/h)に設定されています。車体外観は伝統的な陶磁器の青磁を思わせる「白藍(しらあい)」色をベースに、側面ラインに「濃藍(こい