▲12年前のミレニアム運行で雪の中をゆく雨宮21号。P:小谷英充(夢里塾) 今年の鉄道記念の日(10月14日)に準鉄道記念物にも指定された北海道遠軽町の雨宮21号が、2001年1月のミレニアム運行以来、なんと12年ぶりに雪中走行を披露することになりました。 ▲郷土資料館屋上からの眺めはこんな感じ。通常は撮影できない俯瞰撮影が可能。P:小谷英充(夢里塾) 遠軽町丸瀬布にある「 丸瀬布森林公園いこいの森 」で例年4月末から10月末まで(今年は4月28日~10月21日)運行される北海道遺産雨宮21号ですが、今年は丸瀬布地域の開拓100年であることから、その記念事業の一環として、まちおこしグループ夢里塾の企画・運営で「雨宮21号雪中特別運行」が企画されました。例年秋の閉園とともに機関庫に格納される雨宮21号が、普段は見られない冬の雪中で運行されるのは、2001年1月のミレニアム運行以来、およそ12
▲端正な佇まいを見せる若桜駅本屋。プラットホームとともに登録有形文化財として登録されている。'12.10.19 若桜 クリックするとポップアップします。 上下分離やC12 167号機の圧縮空気による動態化など積極的な施策で注目を浴びる若桜鉄道でもうひとつ忘れてならないのは、沿線全体の施設が登録有形文化財となったことです。2008(平成20)年6月に、「昭和初期の面影を残す鉄道施設」として文化庁に登録されたのは実に沿線23施設。まさに若桜鉄道全体が面として文化財として認められたわけです。 ▲古き佳き国鉄ローカル線終端駅の雰囲気を色濃く残す若桜駅ホーム。構内に点在する機関庫、転車台、給水塔、転轍手箱番所等々はまさにそのまま模型のレイアウトのよう。'12.10.19 若桜 クリックするとポップアップします。 なかでも若桜駅には①本屋およびプラットホーム(昭和5年/昭和7年改修)、②物置および灯室
▲現在の車輌の製造状況(9月10日撮影)。(近畿日本鉄道プレスリリースより) クリックするとポップアップします。 近畿日本鉄道は本日、次世代 新型観光特急「しまかぜ」の概要を発表いたしました。この新型観光特急は来年2013(平成25)年に行われる伊勢神宮式年遷宮に合わせて、近鉄沿線の最重要観光拠点である伊勢志摩地域の活性化を推進する切り札として開発されたもので、随所に今までにない「鉄道の旅」の魅力をアピールする新機軸が盛り込まれています。 愛称名の「しまかぜ」は志摩に吹く風の爽やかさをイメージして命名されたもので、風にそよぐ様をシンボライズしたロゴマークも合わせて発表されました。編成は6輌編成で、1号車と6号車が展望車輌、2号車と5号車が3列シートの座席車、3号車がカフェ車輌、4号車がグループ席車輌となっています。 ▲ 新型観光特急「しまかぜ」のロゴマーク。(近畿日本鉄道プレスリリースより
JR東日本は、山形新幹線〈つばさ〉の速達化、東北新幹線〈はやて〉への新型車輌E5系追加投入などを内容としたダイヤ改正を2012(平成24)年9月29日(土)に実施する。 ダイヤ改正の概要は次の通り。 ■山形新幹線〈つばさ〉の速達化 〈つばさ〉と連結して運転する〈Maxやまびこ〉7往復全てを、E4系からE2系に変更し、〈やまびこ・つばさ〉として運転。これにより全〈つばさ〉16往復の最高速度を240km/h から275km/hに向上し、下り最速達列車の到達時間を東京―山形間で3分短縮し2時間26分とする。 また、E4系は東北新幹線での定期列車の営業運転を終了する。 ■東北新幹線へのE5系追加投入 E5系5編成追加投入し、従来の11編成と合わせて16編成となり、新たに〈はやて〉4往復をE5系車輌で運転。東京―新青森間は3往復増の11往復、東京―盛岡間は1往復増の2 往復がE5車輌での運転となる。
ドラマロケ用の列車と考えられる〈トワイライト〉編成団臨。ドラマのストーリーの中で、〈トワイライトエクスプレス〉がどう描かれるのか注目したい。 2月16日(木)から17日(金)にかけて、〈トワイライトエクスプレス〉編成10輌(カニ含む)を使用した団体臨時列車が、大阪-糸魚川間を往復で運転されている。牽引機は敦賀地域鉄道部のEF81-44であった。 〈トワイライトエクスプレス〉編成を使用しながら、運転区間が短く変則であることや、当日16日(木)付の各社インターネット情報サイトに掲載の芸能ニュースなどから、テレビ局製作のドラマの現地ロケのため運転されたものと考えられる。 なお、同様の列車は2月18日(土)から19日(日)にかけて、16日(木)発とは時間を変更のうえ運転される予定。
▲三弦橋を行く工事列車。1962年頃 安藤文雄氏撮影(提供:三菱大夕張鉄道保存会) クリックするとポップアップします。 小ブログでもたびたびご紹介している旧下夕張森林鉄道夕張岳線の「三弦橋」(鋼重450t・全長381m)を登録文化財として末永く保存しようと、年の瀬も押し迫った12月22日、三菱大夕張鉄道保存会が北海道産業考古学会、夕張地域史研究資料調査室などと共に、夕張市や北海道、北海道開発局に申し入れを行いました。 ▲夕張岳山麓より木材を搬出した下夕張森林鉄道。下夕張6㎞地点を行く列車。1952年頃 夕張地域史研究資料調査室蔵 クリックするとポップアップします。 夕張市東部の鹿島・南部地区は、石炭とともに森林資源も豊かな地域で、昭和10年代より三菱大夕張鉄道の大夕張炭山、南大夕張駅に接続するかたちで、夕張岳山麓一帯から伐採された木材輸送を担うため、主夕張・下夕張森林鉄道(1934~196
▲かいがいしく各棟を回る「下げ膳」列車。スチル写真で見るとのんびりとした作業のように見えるが、実際はまるで"軽業"のような素早さ。'03.9.27 先日、ヨーロッパからナローゲージャーにとっては残念なニュースが飛び込んできました。世にも珍しい老人ホームの「給食軌道」として小ブログでもご紹介したことのあるオーストリアはウィーンの500㎜ゲージナロー(アーカイブ「老人ホームの"給食軌道"」参照→こちら)が今年いっぱいでその役目を終えるというのです。 ▲「給食」は機内食のコンテナのような手押しのキャスター付きコンテナに入れられ、トロッコへと積まれる。列車はさながらコマネズミのごとくちょこまかと各棟を巡る。'03.9.27 ウィーン随一の観光名所シェーンブルン宮殿のちょうど裏手に位置するヨーロッパ最大の特別養護老人ホーム=アルタ・ウント・プフレーゲハイム・デァ・シュタット・ウィーン(Alters-
▲先頭車前面のアップ。よく見るとラッピングの痕跡が見て取れるが、少し離れるとほとんど分からない。また、前面ステンレスは銀色と白色のストライプのラッピングで表現している。掴み棒の下部には白色のストライプが回っていないことに注意。'11.12.13 南入曽車両基地 P:RM(小野雄一郎) クリックするとポップアップします。 西武鉄道の特急用車輌10000系10005編成が初代特急用車輌5000系をイメージした塗装に変更され、"レッドアロークラシック"として営業運転を開始したことを先日お伝えしましたが(アーカイブ「"レッドアロークラシック"登場。」参照→こちら)、昨日13日に同編成の報道公開が行われましたので、その模様をレポートいたしましょう。 ▲10005編成"レッドアロークラシック"の編成全体をクハ10705の側から見る。側面を見る限りでは5000系"レッドアロー"と錯覚してしまいそうなくら
▲新夕張駅では鈴木夕張市長(右から2人目)たちが参加者を温かく出迎えてくれた。'11.10.10 P:釧路臨港鉄道の会 クリックするとポップアップします。 JR北海道釧路支社が、10月10日(月)に「石勝線信号場停車&夕張・鉄道遺産の旅」を実施しました。このツアーのポイントは、1981(昭和56)年10月1日に開業以来、今年で30年を迎えた石勝線の新得と新夕張間の信号場すべてを停車することと、夕張地区の鉄道遺産見学です。このツアーのレポートを釧路臨港鉄道の会からお送りいただきましたのでご紹介いたしましょう。 行程は、帯広駅を早朝、2輌のキハ40(朱色)で出発し、新得からは石勝線の全駅、全信号場に停車、新夕張からはバスに乗り換え、三菱大夕張鉄道保存会が活動の拠点にしている三菱大夕張鉄道・旧南大夕張駅の車輌や、今は閉鎖されている石炭の歴史村の「SL館」などを見学し、夕張からは再び列車で帯広へ戻
▲リニア・鉄道館のエントランスホールから展示室に入ると、まずシンボル展示のC62 17、新幹線試験電車955(300X)、超電導リニアMLX01-1が迎えてくれる。それぞれ狭軌蒸気機関車としての世界最高速度(129㎞/h)、電車方式による1996年時点での世界最高速度(443㎞/h)、鉄道の世界最高速度(2003年・581㎞/h)のレコードホルダー。'11.10.20 クリックするとポップアップします。 先週10月20日(木曜日)・21日(金曜日)に日本鉄道保存協会の2011年度総会と見学会が開催されましたので、その概要をご紹介いたしましょう。今年の総会の開催地団体は東海旅客鉄道株式会社(JR東海)。総会会場は昨年オープンした「リニア・鉄道館」で、鉄道保存に関わる全国の鉄道事業者、団体、個人60名余りが一堂に会しました。 昨年3月14日にオープンしたリニア・鉄道館は、名古屋市の「モノづくり
▲まさにジャングル! 熱帯雨林を搔き分けるように不気味な"単端"が進む。撮影するにもトラや大蛇が怖そう...。'11.5 P:古賀俊行 クリックするとポップアップします。 2年ほど前にご紹介した中国広東省の梅隆鉄路(アーカイブ「遙かなり梅隆鉄路」参照)に対してレスポンス(アーカイブ「"梅隆鉄路"は今」参照)を頂戴した古賀俊行さんからひさしぶりにお便りをいただき、まさに目が点になるようなスマトラ奥地の森林鉄道(?)のレポートを頂戴いたしました。 ▲続行で橋梁を渡る。このか細い鉄路が、今もってジャングルの村への生命線となっているという。'11.5 P:古賀俊行 クリックするとポップアップします。 古賀さんは現在インドネシアに赴任中。お仕事柄アジア各国を渡り歩いておられ、そのブログ「地球公務員 落花生。再び」(→こちら)は各国の鉄道事情も数多く盛り込まれた注目のサイトです。実は今回お送りいただい
▲東北新幹線の地上設備の主な被害状況。(4月10日現在) JR東日本提供 クリックするとポップアップします。 東日本大震災から一か月、被災地ではまだまだ困難な状況が続いていますが、JR東日本から発表される運転再開情報は、生命線ともいえる鉄路が日々着実に復旧しつつあることを伝えてくれています。ただそんな最中、今日も福島県の浜通り、中通りと茨城県南部で震度6弱の揺れを観測する大きな余震があり、復旧作業への影響が懸念されます。東北新幹線も去る4月7日に発生した余震の影響により、当初予定されていた4月中の全線運転再開が5月初めへと変更されています。 ▲東北新幹線の運転再開予定。(4月12日現在) JR東日本提供 ▲在来線の地上設備の主な被害状況。(4月10日現在) JR東日本提供 クリックするとポップアップします。 本日、JR東日本から発表された東北新幹線と在来線の被害状況によれば、4月7日の余震
東日本大震災発生から十日以上を経ながらも、被災地ではいまだに収束することのない困難な状況が続いております。個人的にも石巻や女川の町など、つい数年前に訪れたばかりで、テレビで映し出される惨状に、ただただ言葉がありません。被災された皆様にあらためて心からお見舞い申し上げますとともに、不幸にしてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。 そんななか、弊社を、編集部を気遣ってくれるご連絡も国内外から多数頂戴いたしました。幸いなことに私を含め編集部に人的、物的被害はなく、唯一、東京・臨海部の有明にある用紙会社倉庫が液状化の影響で荷崩れを起こし、本誌の発売日が遅延する事態となっております。 被災地の仲間を気遣うお便りも数多くいただいております。「今日の一枚」にご投稿いただいている方からは、東北地方のご常連の皆さんのお名前を長々と列記されて心配されるメールも頂戴しました。「どなたもお会いした事
JR東日本大宮支社は17日、JR東日本と東武鉄道を直通する特急〈日光〉〈きぬがわ〉に使用している485系・189系を253系リニューアル車に一新することを発表した。253系リニューアル車の運転開始は2011(平成23)年4月16日予定。 ▼253系リニューアル車の外観イメージ。 画像提供:JR東日本大宮支社 253系リニューアル車は6輌編成(4M2T)×2本が投入され、リニューアルにあわせて形式も253系1000番代となる。 制御方式はVVVFインバータ方式となり、設計最高速度は130km/h(営業最高速度は120km/h)。普通車のみで構成され、編成定員は290名となる。 また、世界遺産「日光」と首都圏の奥座敷「鬼怒川温泉」へ向かう観光特急にふさわしい色彩とデザイン、車内設備とされ、車体カラーは「赤」「朱」「黄」が用いられる。 車体カラーの「赤」と「朱」は日光のシンボルである二社一寺や神
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