東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災者の方々に謹んでお見舞い申し上げます。 東北地方太平洋沖地震の影響により、運転に必要な車両保守部品を製作するメーカーの生産設備が被災しており、また計画停電なども含めて車両保守部品の供給が危惧される状況にあります。 このため、弊社としてはメーカーへの安定供給に向けた努力のお願いに加え、在庫の調整や他メーカーからの手配などに努めております。 しかしながら、設備の被災などにより製造の見通しが立たないことから、現時点において、運転に不可欠な部品の調達目処が既に立っていないものがあります。このまま推移しますと、最も早い車両では、4月下旬から運転できないものが出始めることとなります。 このため、当面、以下により、お客様のご利用状況を踏まえ、列車の運転休止などを行い、極力長期にわたりダイヤの確保を図って
◇廃線乗り越えたのに 東日本大震災で、ひたちなか海浜鉄道湊線(勝田-阿字ケ浦)は盛り土が崩落し、線路がゆがむなど大きな被害を受けていることが分かった。08年に廃線の危機を乗り越え、第三セクターの新会社が地元企業や住民と連携して再生しつつあったが、線路や地盤を修理するには多額の費用がかかり、再び経営難に直面するのは必至の状況だ。住民らで組織する「おらが湊鉄道応援団」のメンバーは自ら線路の被災状況を記録し、新たな支援を模索している。【原田啓之】 枕木をつけたレールがつり橋のようにぶら下がる。中根駅から約1・5キロ西で線路わきの池が決壊し、盛り土が反対側の田んぼになだれ落ちていた。「列車が走っていたら危なかった」。佐藤彦三郎応援団長(72)はカメラのシャッターを切った。 応援団のメンバーらは震災後に線路を見て回った。波打ち、ひびが入り、枕木がずれる現象が全長14・3キロに広がっていた。うっすら黄
JR西日本は23日、在来線の特急以外の運転本数を減らす「間引き運転」を4月から実施すると発表した。 保守用部品の仕入れ先工場が東日本巨大地震で被災するなどして調達の見通しがたたないためで、期間は未定。朝夕のラッシュ時を除く昼間が中心で、広島、岡山などでは2日から、京阪神地区は11日から実施する。 時間帯は午前10時頃〜午後3時頃。削減率は京阪神地区で20〜45%、和歌山、岡山、広島、石川各県と京都府北部などの路線で30〜50%。特急についても、京都と和歌山を結ぶ「くろしお」と、大阪と兵庫県北部を結ぶ「こうのとり」の春季臨時増発は取りやめる。 JR西によると、調達が難しくなったのは、電車のモーターを回転させる「直流電動機ブラシ」と呼ばれる部品。素材を製造する茨城県日立市の企業が被災して稼働不能となったほか、最終加工している福島県浪江町の企業も、東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内の避
津波、自動車学校襲う 教習生ら24人死亡 宮城・山元 津波が直撃し2階部分まで鉄骨がむき出しとなった校舎=22日、宮城県山元町の常磐山元自動車学校 東日本大震災で宮城県山元町坂元の「常磐山元自動車学校」が津波に襲われ、教習生や職員ら24人が死亡、14人が行方不明となっていることが分かった。3月は運転免許取得がピークの時期で、地震が発生した11日は卒業式を済ませた高校生らで混み合っていたという。 同校には11日午後、学科・技能教習を受ける教習生が40人ほどいたという。地震発生後、教習を打ち切り、マイクロバスや教習車など7台に分乗して校舎外に避難。そのまま相馬市や宮城県亘理町などに教習生を送る途中で、5台が津波にのみ込まれた。 教習生は15人が死亡、12人が不明。職員はバスを運転していた4人と、海岸線から800メートル離れた校舎に残った5人の計9人が死亡、2人が不明となっている。 バスを
東日本大震災発生から10日目の2011年3月20日、乾いた噴砂が巻き上がる千葉県浦安市の埋め立て地を歩いた。地震直後の報道では、埋め立て地全体で液状化が生じたような印象を受けたが、実態は違った。明らかに場所によって被害に差がある。まず新浦安駅を降りると、駅前広場に設置されたエレベーター建屋が地盤面から離れて浮いている。地盤が液状化して、沈下したとみられる。液状化で地表に噴き上がった土は既に乾
東北新幹線 来月末全線復旧へ 3月23日 3時42分 地震で大きな被害を受けた東北新幹線が、早ければ来月の末にも全線で運転が再開される見通しになりました。 東北新幹線は、22日までに東京~那須塩原間と、盛岡~新青森間で運転が再開されましたが、那須塩原と盛岡の間は止まったままになっています。国土交通省は、22日、不通となっている区間の復旧作業の進み具合について、JR東日本から説明を受けました。それによりますと、全線の復旧にはまだ1か月以上かかるものの、高架橋が崩落するなどの深刻な被害はなかったため、早ければ来月の末にもすべての区間で運転を再開できる見通しが立ったということです。それまでも、那須塩原から北に向かって復旧工事が終わったところから順次、運行区間を延ばしてゆく方針です。また、今回の地震では、東北地方の在来線も大きな被害を受けましたが、このうち、東北線や仙石線、それに仙山線の仙台市周辺
東北新幹線の開通区間と運休区間 東日本大震災の影響で一部区間の不通が続いている東北新幹線について、国土交通省が早ければ4月中に全線で運転の再開を見込んでいることが分かった。那須塩原駅(栃木)から北に向け、部分開業の区間を順次、広げていくとみられる。 JR東日本は22日までに東京―那須塩原、盛岡―新青森で運転を再開した。だが、那須塩原―盛岡では仙台駅の天井が落下したほか、高架橋の柱が損傷するなど約940カ所で被害が出た。ただ、トンネルが崩落したり、高架橋が壊れたりするなどの深刻な被害はなく、国交省は比較的早期の運転再開が可能とみている。 大地震で被害を受けた新幹線の復旧では、走行中の列車が脱線した2004年の中越地震は66日、高架橋が崩れた95年の阪神大震災は81日と、全面復旧に2カ月以上かかった。 JR東は「具体的な日取りは決まっていないが、一日も早い再開を目指して工事を進めている
岩手県陸前高田市長選が6日、投開票され、新顔の前副市長戸羽太氏(46)が、新顔の前県議菅原一敏氏(66)=民主推薦=を破り、初当選を果たした。 落選した菅原氏は民主党を前面に出す選挙戦を展開したが、有権者に有効な言葉を語ることができなかった。借金を減らした中里長門・現市長の市政を「元気を失わせた」と批判したが、国も地方も借金に苦しみ、経済成長も望みにくい時代に「減税して雇用創出もする」との訴えは説得力を持たなかった。 政権交代以来、民主党は自民党の地盤で現職の首長に挑み惜敗を重ねたが、今回の敗戦は意味が違う。同市は民主党の黄川田徹衆院議員の地元、中選挙区時代は小沢一郎・県連代表の選挙区だった。告示前には小沢氏が異例のてこ入れに訪れ、告示日には達増拓也知事や国会議員が応援演説、各地から県議が代わる代わる入った。民主党そのものが敗れたといっていい。 党を前面に出さざるを得なかったのは、立
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