巨大アーチが復活した阪急神戸三宮駅の駅ビル建て替え現場。現在は工事用シートに覆われている=神戸市中央区加納町4(21日撮影) 阪急電鉄神戸三宮駅(神戸市中央区)のビル建て替え工事現場に、大きなアーチと円筒形の外壁が一時姿を現した。外観の一部は、電車が出入りするアーチや円筒形の階段室などがあった旧駅ビルを模している。三宮を代表する景観の“復活”だが、26日には工事用シートに覆われ、当面は見られないという。 同電鉄によると、旧駅ビルは1936(昭和11)年完成。2連のアーチや屋上の照明塔などモダンな造りで知られたが、95年1月の阪神・淡路大震災で倒壊。同年12月に仮設ビルが建てられ、2016年1月まで営業していた。 新ビルは21年春に完成予定。高さ約120メートル、地上29階、地下3階建て。低層部の外壁に茶色のれんが調タイルを使い、レトロな雰囲気を醸し出す。同社は「できる限り旧駅ビルのデザイン