江若交通(大津市真野1丁目)は、大津市北部の路線バス6路線を来春、廃止または短縮する。赤字運行が続いているためで、うち1路線は10月からは先行して減便する。 廃止・短縮するのは、JR堅田駅と上仰木を結ぶ上仰木線、県庁とJR和邇駅を結ぶ浜大津線のうちJR小野駅―和邇駅、JR和邇駅―栗原の栗原線、JR堅田駅と葛川細川、生津、途中を結ぶ三つの葛川線。栗原線については、JR和邇駅―大津赤十字志賀病院(1日28便)、同駅―道の駅妹子の郷(1日8便)を今月末で先行廃止する。いずれも1便当たり乗客数が10人以下で、市は6路線合わせて約2200万円の補助金を出しているが、採算が合わないという。 同社は「これまで便数を減らすなどして路線維持に努めてきたが、乗務員不足の中、維持ができなくなった」としている。 大津赤十字志賀病院を結ぶバスが廃止されるのを受け、市地域公共交通活性化協議会は10月から、市北部で運行