JR北海道は慢性赤字を理由にバス転換を図る留萌線深川―留萌について、沿線4市町にきのう、段階的廃止を新たに提案した。 石狩沼田―留萌を来年3月末、通学利用の多い深川―石狩沼田はその3年後に廃止する。地元も前向きとされ来月にも結論を出す。 経営難のJRは6年前に「単独では維持困難」とする10路線13区間を公表した。このうち廃線方針の5区間は、留萌線が今回合意すればすべてバス転換となる。 JRは存続を模索せず、協議の時間切れを探る態度だった。国や道からの具体的支援もなかった。 新幹線札幌延伸に伴う函館線長万部―小樽廃止も加えると、道内在来線は35年前のJR発足時に比べ総延長が3分の2に縮小する。 道や自治体は危機感を強め、残る鉄路とバスなどを連携させた広域交通の再構築を急ぐべきだ。 きのうの提案でJRは深川―石狩沼田の暫定運行に地元負担を求めないとした。この部分に限ればコロナ禍前は1日1キロ当
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