WATERFALL Model 再考 ソフトウェア開発管理とソフトウェア開発方法論の融合について 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 落水 浩一郎 本フォーラムの目的は、W.Royceが論文[1]で提起した大規模ソフトウェア開発管理に関 する問題を、ソフトウェア工学40年の歴史(その後の技術発展やコンセプトの進化)をふま えつつ、再度検討することにより、今、明日、何をすべきかについて考えることであると 理解する。まず、W.Royceの論文内容を著者なりに要約する。つぎに、1970年のW.Royceの 論文を基準点として考え、彼が提起した問題に対して、その後どのような解決が試みられ たかを整理する。最後に著者なりの問題提起を行い、フォーラムにおける議論のきっかけ の一つにしたいと思う。 1.W. Royce による”Managing the Development of Large