オブジェクト指向設計の目的は、開発効率をあげ、保守しやすい変更が容易なソフトウェアを作ること。そのために、「クラス」(オブジェクトの型)を基本単位にした「モジュール化」を行い、そのモジュールの再利用性を高める設計を目指す。 ドメイン駆動設計の文脈から、オブジェクト指向が狙った「再利用」の現状を考えてみる。 プレゼンテーション層とデータソース層では「フレームワーク」を使うことで、オブジェクト指向による「部品の再利用」のありがたさを日々実感している。 実行基盤として Spring Boot, プレゼンテーション層の Spring MVC と Thymeleaf、データソース層の MyBatis を使うことで、開発期間を短縮でき、実績のあるフレームワークなので、安定した品質も確保できている。オブジェクト指向が狙った「再利用」が実現されている。 しかし、ドメイン層は、毎回、独自に部品を開発している