王冠の右端の折れた箇所が痛々しいが、これこそ悪質なコピー商品でない証だ 腕時計のブランドと言えば、やはり最も有名なのはロレックス(Rolex)だろう。中でも、日本では異常とも思えるほど人気があるのがDaytonaのステンレスモデル、とくに黒い文字盤のモデルだ。供給が人気に追いつかないため、標準価格の5割増しといったプレミア価格で普通に流通している。そんな状況だから、当然パチモノ(偽物)もかなりの数が日本国内にも輸入されている。それら偽物は本物の100分の1近い価格で購入できるが、しょせん偽物であることを買った本人が一番良く知っているわけだから、常に虚しさは伴うだろう。 そんな中、なかなか思い切りの良い、ひと目で偽物とわかる「なんちゃってDaytonaモデル」が登場した。ホンモノを真似したというより、フェイクのRolex腕時計の購入者を嘲笑うかのような雰囲気はなかなかだ。腕時計の発売メーカー