2011年3月に発生した東日本大震災は東京・品川に約2500名の従業員を擁する日本マイクロソフトにとっても大きな試練だった。 「同年2月に品川本社オフィスに移転し、弊社のテクノロジーを活用して、社員ひとりひとりが生産性を上げ、革新的な働き方ができるワークスタイル変革の取り組みを開始しました。その新しい働き方を推進する中で、会社に来ないテレワークが有効的だと感じ、全社をあげてテレワークを推進しています。Skype for Businessなどの自社のIT基盤も活用し、全社員が外出先でも、自宅でも、会社と同じように働き、“いつでも、どこでも活躍できる”というコンセプトの働き方です」 と語るのは同社でプロダクトマネージャーを務める小国幸司氏。 「この働き方が全社に浸透する契機となったのが東日本大震災でした。新オフィスへの引っ越しが完了したばかりのタイミングで、地震により翌週は出社を停止。強制的に